元気つうしん 2022年4月号 Vol. 81

~事務所だより~

こんにちは。安田コンサルティングの安田です。本日は3月に参加してまいりましたSDGs勉強会のことをご紹介したいと思います。

SDGsとは「持続可能な開発目標」ということで掲げられた17の目標のことをいいます。下に掲載している図は皆様もどこかでご覧になったことがあるのではないでしょうか。

勉強会では講師の方のレクチャーがあったあと、SDGsカードゲームを行い楽しみながらSDGsについて学びました。安田が学んで印象的だったものを以下に記載いたします。

  • SDGsの達成度は156か国中18位だったこと
  • 日本ががんばっている項目は多いが、「15陸の豊かさも守ろう」は停滞どころか下降気味であること
  • 賞味・消費期限が短い食品を選ぶ「てまえどり運動」があり、「エシカル(道徳的)消費」と呼ぶこと
  • ジェンダー(性別)ギャップは156か国中120位でG7各国のなかで最下位であること

そして、カードゲームの解説書を読んで「SDGsというと、ボランティアとか社会貢献とか環境リサイクルとか・・・なんだか難しそう」という印象がかなりやわらぎました。私たちにできることは本当にたくさんあって、例えば・・・

  • 児童相談所全国共通ダイヤル189のことを会社みんなで周知し合う
  • 男女で分けて行う仕事や家事を逆にして考えてみる
  • トイレの水を流すとき強弱を使い分ける
  • 車を買うときはエコカーを選ぶ
  • 使わなくなったものをすぐに捨てるのではなくフリマアプリなどを使ってみる

・・・などです。

その解説書には「1人の100歩より、100人の一歩が世界を変えられる」とありました。微力だけど無力じゃないことを意識して自分でもできることを進めていきたいと思います。

 

~建設業ニュース

【2023年1月開始予定の経営事項審査改正案】

国土交通省は、担い手の確保・育成や災害対応力の強化、環境配慮の推進といった観点で検討していた経営事項審査(経審)の改正案を明らかにしました。「W点(その他の審査項目〈社会性等〉)」の評価項目を変更。建設キャリアアップシステム(CCUS)を現場で導入する企業を評価し、元請として就業履歴蓄積に全工事現場、あるいは全公共工事現場で取り組んだ場合に加点します。意見募集などを経て2023年1月の施行を想定しています。

CCUSを全現場で導入する企業は15点、全公共工事で導入する企業は10点を付与します。現場登録とカードリーダー設置などの就業履歴蓄積に必要な措置を講じることが要件となります。運用上は要件を満たすとの誓約書を提出してもらい、許可行政庁が抽出調査で確認します。虚偽申請には営業停止処分などで対応する方針です。

担い手の確保・育成に関しては、ワーク・ライフ・バランスに関連する認定制度の取得企業も加点対象とする。▽くるみん認定▽えるぼし認定▽ユースエール認定-などの取得企業に最大5点を付与します。

災害復旧に使用する建設機械の保有状況を加点する仕組みを拡充。「ロードローラー、振動ローラーなど」、「ブレーカー、解体用つかみ機など」、「高所作業車」を新たに加えます。「大型ダンプ」の加点対象は最大積載量5トン以上に限定せず、土砂の運搬が可能なダンプ全般に広げます。

現状でISO認証の取得企業が対象となる環境配慮への加点評価は、対象となる認証制度に「エコアクション21」を追加。認証手続きの簡便さを踏まえ、加点はISO認証の5点より小さい3点に抑えます。