利益は顧客の喜びの対価。そしてその利益をどう使うかが重要です。

東日本大震災があってから毎月ネットショップの売上の2割を寄付するようにしています。さきほど今月の寄付の振込み作業を終えました。

振込み金額は今回は少なめです。ネットショップをもっとがんばらねばと思います。寄付をしながら売上実績を振り返り反省・対策を練っていけるので、この活動は”自分のために”今後も続けていこうと考えています。

最近、「創業」について意見交換することがありました。経営者として必要なことは永続のための利益を創出すること。そしてその利益は「顧客の喜びの対価」であること。すなわち自らが提供する製品・サービスに見合った金額での提供ということです。安価すぎては「永続のため」の部分が疎かになります。意見交換の際も「企業は利益を出さなくてはならない」というのはほぼ共通意見でした。

次は、「その利益をどうする?」です。永続のために事業に再投資する。社員に還元する。社長ががんばったのだから社長が得る。など様々な意見があります。再投資、還元、両方大切です。私の商売は再投資といっても大規模な設備投資を伴うわけでもありませんので能力開発への投資以外はあまり積極的ではありません。社員も専従者以外にはおりません。だから寄付につながるのですが、社会貢献の意味よりも、実はこれも「永続のため」と考えています。

Au192_l 企業は少なからず社会に影響・負荷を与えながら活動しています。資源の消費はその代表例です。環境的な側面での影響だけではなく、社会全体です。社会に負荷を掛け続けていては、企業が利益を得続ける場そのものが無くなりかねません。場を守りながら商売を続ける。これが永続のためには不可欠です。だから守るための寄付なのです。今は自分が得た利益をそう使いたいと考えています。