和歌山大学講義録その1

今日からいよいよ担当講義が始まりました。これから15週に渡って毎週木曜日の1コマ目、2コマ目を担当します。

1コマ目は経営情報システム。いわゆるMISの話ではなく、企業における情報システムの活用について実例を交えながら説明する講義です。今日は概論ということで、企業の情報化段階やシステム化を進める際の留意点についてです。しかしその前に「経営情報システム」を「経営」と「情報システム」に分けて、『経営ってなに?』というテーマで意見交換しました。受講された学生さんには不意打ちだったようですが、何のために会社があって、何のために社員さんが働いていて、経営者の役割って何か・・・など。とても有意義な時間を過ごしました。次回は技術者倫理についてです。今技術者倫理でホットな話題といえばやはり原発になるでしょうか。

2コマ目はソフトウェア工学演習。前期に別の先生から「ソフトウェア工学」について教科書的な知識を学んでいますが、その授業とセットになっていて、私の役割は実務家として教科書通りにはいかないところや実務上の注意点を伝えることです。今日は最初ということで、要求獲得について。そして要求を獲得するにあたって必要となる準備の話や実際のインタビューなどでのコミュニケーションの話をしました。難しい話ではなく、コミュニケーションの基本は場の雰囲気を良くすること。そのためには笑顔も大切な要素の1つであったり、相手の認証のためにあえて名前を呼ぶことなどいくつかエッセンスを伝えました。途中、笑顔を作るためのトレーニングをしたりと、「本当にソフトウェア工学の演習か?」と思われる内容ですが、実務家としてはどうしても外せません。

来週以降もまた学生さんたちと会えるのが楽しみです!!

ところで、今日講師室に入ると写真のようなステッカーをいただきました。

Imag0071_2 黒い部分が温度計になっており、冷暖房を使う室温の目安も記されています。これが大学内の各室に貼られているようです。今日さっそく、その効果の大きさを実感しました。

1コマ目の講義中。話がヒートアップしてエアコンをつけようとスイッチに近づいたとき・・・示している温度が「冷房の室温」より低い・・・というわけで抑止効果バッチリです。さっそく頂いた1枚を事務所の見やすい位置に貼り付けました!!