地方の中小建設会社でも海外進出ができるか

建設業は地場産業。地場産業だから海外進出できない。スーパーゼネコンは特別・・・

そんな声が多くて地方の中小建設会社は海外進出に否定的だ。当然ながら下請工事の注文を待っているだけの建設会社には無理。設計や施工で何ら特徴を見出せない企業も無理。そうした企業でも「海外に行けば・・・」と誤解するととんでもない目にあう。

という前提で国交省が発表した地方・中小建設企業のための海外進出ガイダンスを是非見て欲しい。施工管理や設計に特徴を有する企業はそれでも海外進出できる可能性がある。大手や中堅ゼネコンでなくても。私が知っている企業(といっても社長一人)は特殊なシールド工法について技術・ノウハウを持っており海外から施工管理や技術指導の依頼が来て殆ど海外での滞在の方が多いぐらいである。

もちろん特徴を持っているだけではダメで、海外にその技術についてのニーズが無くてはならない。ただ海外の建設情勢は見えてこないのであるが、それは公的な機関が海外進出を支援する相談窓口を設けているので是非活用して欲しい。