大阪府立産業技術総合研究所を見学してきました

26日に大阪府立産業技術総合研究所を見学してきました。岸和田市のものづくり支援コーディネートして公的試験研究機関であるこの研究所を訪れて少しでもものづくりに関する知識を習得したいという目的です。

20080826 最初は職員の方から研究所で行っている内容と利用方法、本日見学できる機器や関連技術について説明がありました。同行された方は私とは違いものづくりを実際にされている方なので真剣な眼差しで説明を聞かれていました。

20080826001  これは放電加工を行う機器を見学させていただいたときの写真です。油に浸された状態で金属に同研究所のマークをつけていきます。直接削ったりするわけではなく、電極と被加工物を放電するまで近づけて加工するということで加工処理は遅いのですが細かな加工が可能であり、材料の固さに影響を受けにくいといった特徴があります。
20080826007 これは特殊なプレス機です。通常クランクプレスやリンクプレス、油圧プレスといった方法でプレスされますが、より複雑な方法(回数や圧力のかけ方など)でプレスすることが可能となっています。建設業界で重機なども製作する小松製作所の関連会社であるコマツ産機製のプレス機でした。
20080826009 これが一番皆さんの注目度が高かったのですが、金属粉末ラピッドプロトタイピング装置と呼ばれるものです。(写真はその装置で作った試作品)
金属粉末をレーザーで焼結させながら造形していきます。スライスデータを積み上げていく方法なので内部構造が複雑でも問題ありません。
これさえあれば鉄のだんじり模型で精密なものが作れそうです。町おこしにならないでしょうか・・・もちろんだんじりのCADデータが必要になってきますが・・・
20080826011  この写真は完全におまけであまりの懐かしさに思わず写真を撮ってしまいました。この隣には5インチフロッピーディスクドライブがありました。

色々と見学させてもらって色々な技術に触れて勉強になりました。今後のコーディネート活動に役立てていきたいと思います。