姫路城と竹中大工道具館

 先週、私が事務局を勤める異業種交流会「職彩倶楽部」で姫路城竹中大工道具館を見学してきました。「職彩倶楽部」は建築関係の業種の方々の集まりです。

 姫路城は隣接する好古園からの見学です。から見学です。美しい庭園はもちろんですが、庭園内に設けられた建物の造りに皆さん興味心身でした。とくに棟梁は日本独自の在来工法をこよなく愛する職人です。建物の細かい造りまでチェックしていました。私はといえば建具職人の方に当時の建具の造りについて色々と教わっていました。

 庭園のあとは世界遺産として有名な姫路城へ。日曜日ということもあり見学者も多かったようです。姫路城は東西の大きな柱2本で支えられています。天守閣を上がりながら各階で柱の位置を確かめつつ、釘隠しの形状や開口部から垣間見えるシャチホコに関心していました。

 最後は神戸に移動して竹中大工道具館を見学です。その名の通り多くの大工道具を展示しているのですが、時代ごとの道具の変遷や、同じ道具でもアジア各国で少しずつ形や機能が違うことなど実際の道具を見ながら学ぶことができました。法隆寺の解体修理や法輪寺、薬師寺などの再建工事に携わり、“最後の宮大工”として名高い西岡常一氏も登場するビデオも見ることができ、日本の建築技術・建築文化の尊さを再認識することができました。

 また、こうした見学を行っていきたいと思っています。

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