経営理念と商売人の魂と

004今日は事務所の話です。安田コンサルティングの事務所には経営理念が掲げられていますが、その横に、木製のオブジェを取り付けました。コンサルタントの事務所に似つかわしくないのですが、とっても大事なものなので。

私の両親は昭和30年代に集団就職で大阪にやってきました。将来自分の店を持つことを夢見て住み込みの喫茶店で働きます。そこで出会い結婚したわけです。そして二人で懸命に働き、次第に店長を任され、さらには自分の店を持つようになりました。私の一番古い記憶はそのお店の記憶であり、物心ついたころから私は「喫茶店の息子」でした。だから私には商売人の血が流れています。

色々ありましたが神戸の震災で店が継続不可になるまで喫茶店を続けていました。今回取り付けたオブジェはその神戸のお店で飾っていたものです。店がダメになったときに私の母親が持ち帰ったもので、その後何年も実家の押入れ奥深くに保管されていました。それがあるときの荷物整理のときに出てきて、「どうせならどっかに飾ったら?」という話になり私の事務所に白羽の矢が立ったわけです。

だからこのオブジェは私の体を流れる商売人の血を思い起こさせる大切なものなんです。

002取り付ける場所は悩みましたが、結果的に経営理念の額の横で良かったと思っています。取り付けはこの事務所の内装でいつもお世話になっている下中装飾の下中さんです。大切なものだからと固定の際の穴あけは最小限で目立たないところにご配慮いただきました。さすがプロのお仕事です。

今日からこの「商売人の血」、「商売人の魂」を見ながら仕事します。事務所にお越しのときは「これかぁ~」と是非ご覧ください!

下中さん、併せて自転車プロジェクトへのご協力ありがとうございました!!