金沢で「決算書の読み方講座」の講師を務めて参りました!

こんにちは。株式会社パールの安田です。本日は7月7日~9日に金沢市内で行われました『決算書の読み方講座』のことをご紹介いたします。

こちら主催は中小企業基盤整備機構北陸本部。これまで同講座は中小企業大学校の関西校や三条校で行われてきましたが、その講座を北陸でも展開しようと実現した次第です。

内容は次の通りです。

  1. 研修の狙い
    経営活動の成果を表した決算書を的確に読み解くことは、財務面から企業経営・業務を行っていく上で、非常に重要です。
    本研修では、決算書の仕組みや用語の意味、数字の流れなどを理解した上で、決算書から経営体質や今後の課題などを読み取るポイントについて、モデル決算書を交えて具体的に学びます。
  2.  構成
    1. 決算書と財務の基礎
      決算書を読む上で必ず理解しておきたい事項について学びます。
      1) 企業会計原則
      2) 決算書で使われる用語の意味
      3) 決算書ができるまでの流れ
      4) 簿記の仕組みと構造
      5) 損益計算書と貸借対照表を読む
    2. 事例で味わう決算書の面白さ
      各勘定科目の意味や企業活動の背景について具体的な事例を交えて学びながら、モデル決算書を読み解いていきます。
      1) 決算書から読み取れる企業の戦略や背景の違い
      2) 中小企業と大企業の決算書の違い
      3) 利益と資金繰りの違い
      4) キャッシュ・フロー計算書を読む
    3. 決算書から読む企業活動のヒント(演習)
      モデル決算書を題材に、実際の企業活動との連動をイメージしながら、業種や戦略による財務体質の違いや今後の課題、事業展開に関する意思決定の手がかりについて、ディスカッションを交えて学びます。
      1) 企業体質と採算の考え方
      2) 収益力の検証と改善のヒント
      3) 資金繰りの検証と改善のヒント

新型コロナウイルスの影響でほとんどの研修が延期になるなか、実施されたこの研修はソーシャルディスタンスを確保するため募集人数を限定しアクリル板やマスク、消毒などを徹底して行われました。3日間マスクしたままの研修講師はなかなか体力がいる仕事ですが、久しぶりに味わうリアル研修の楽しさに熱が入りました。

こちらの研修、キャンセル待ちとなったため、第2弾が9月28日~30日で実施されることになりました。詳しくは中小企業基盤整備機構北陸本部までお問い合わせください。(https://www.smrj.go.jp/regional_hq/hokuriku/org/index.html