障害復旧メモ:TeraStationがスタンバイモードで利用不可に

Phm01_0896 訪問した企業にてRAID5に対応したファイルサーバの入れ替え作業を支援してきました。
使用しているものはTeraStation。古いほうはTS-TGLシリーズでもう生産終了になっています。

まずはこの古いほうを移設。シャットダウンして移動して起動。ここで障害が起こりました。
TeraStationが起動するのですが、管理ソフト(NAS Navigator2)で見ても「スタンバイモード」と表示されて、中のフォルダにアクセスできません。ここで少し冷や汗…業務で使用しているファイルの殆どはここに入っています。ディスクエラーでは無さそうなのでデータが失われることは無いのですが、修理となると今日から数日間業務に大きな問題をきたします。

NAS Navigator2からのメッセージは修理かファームウェアの更新か。ということでファームウェアの更新を行うことにしました。

メーカーのホームページからファームウェアをダウンロード。NAS Navigater2の画面からTeraStation自身のWeb設定画面を出そうとしたところ、「スタンバイモード」が理由でアクセスできません・・・困ったところでサポートダイアルに問合せしました。

ファームウェアの更新プログラムはNAS Navigaterを通さずにTeraStationを検索しますので大丈夫とのこと。ついでにスタンバイモードからの復旧の見込みを聴いてみたのですが、「何ともいえない・・・」との返事。ここで覚悟を決めて更新プログラムをスタート。

結果は無事復旧。

原因は推測ですが、古い機器ですので電源を落としたときに設定等を保持する電力が失われて設定が消えたと思っています。ということは停電などで同じ状態になる可能性があります。
支援先企業の方に、急いで古いTeraStationから新しいTeraStationにデータを移動するようお願いしました。

それにしても冷や汗かきました!!