10年後を想定した建設業の経営戦略

仙台と池袋の2か所で「2025年 10年先を睨む建設会社の経営戦略」というテーマで講演してきました。
いつもご一緒させていただいています、あさかわシステム株式会社さんのASKIDSフォーラムの基調講演です。
戦略を考える際にはゴールとなる目標が必要です。そもそも戦略とは「目標にどのように向かうか」であるからです。今回の講演では維持修繕工事が最も盛んとなる今から10年後の2025年、その手前でオリンピック開催など大きな節目となる5年後の2020年の2つに焦点を当てて語ってきました。
一言でいえば競争優位性を育てることが戦略になるわけですが、外部環境が目まぐるしく変化していきます。人材不足、海外進出、他業種からの参入、技術の多様化、情報化施工などなど。これらの環境変化に目を配ることがまず1つ。そして自社の強みを明確にすることとその強みを共有することが2つ目。その準備段階を経て競争優位性を育てていきます。
競争優位性を育てることは経営資源への投資を意味します。特に「ヒト」です。人材への投資は技術習得や資格取得以外に、個人個人のモチベーションを高め、組織力が発揮できる企業にしていく必要があります。モチベーションや組織力についても時間を割いて語ってきました。
このテーマでの講演は今後名古屋、大阪、福岡でも開催されます。詳しくはあさかわシステムズ株式会社さんのホームページをご覧ください。