富山でセミナーします!

 富山の富士通ソリューションステージにてセミナーをします。前回ご紹介しました金沢でのセミナー同様、私が主催ではありません。
 『建設・工事業向け経営合理化セミナー
   『経営コックピット』によるコスト管理
       業務改善・コスト削減実現方法』
 主催:富士通株式会社 北陸コンピュータ・サービス株式会社
 日時:平成18年 4月27日(木)13:30~17:30 受付開始 13:00
 問合先:北陸コンピュータ・サービス株式会社
 このセミナーの中で私は『建設業の生き残りをかける社長のための『経営コックピット』とは?』と『経審改正 ~有利に進める対応策とは?~』という2つのテーマで講演します。
 お近くの方は是非ご参加ください。

町の工務店、提案週間(その2)

 昨日の記事に続く提案ネタの続編である。
 この時期、引越シーズンであることは前回述べたが、同時に何のシーズンであるかを思い浮かべて欲しい。花屋を見ればわかる。
 そう『母の日』である。
 『母の日』キャンペーンとうたってキッチンリフォームを提案することはできないだろうか。もちろん「母の日リフォーム相談会」なんていうのも良い。もちろんプレゼントとしては高価な部類に入るが、キッチンリフォームを以前から検討しているという家庭には良いきっかけとなる可能性がある。当然、提案の際には母の日にちなんだ気のきいたプレゼントを添えると良い。
 これも是非検討して欲しい。

町の工務店、提案週間

 3月、4月は引越業界が一番忙しいシーズン。引越も一家まるごとの引越ではなく息子が都心の大学に進学するために下宿を始めたとか、逆に息子が転勤で近隣に勤務するため一緒に住むことになったとか・・・必ず生活スタイルの変更が生まれているはずである。
 そうであれば工務店も黙って見るだけでは大失格である。引越業者のトラックを見かけたら、当日ではなく翌日に尋ねてみてはどうだろうか?空き家になってたら一家まるごとの引越だろう。そうでなければリフォームの提案にうってつけである。
 「昨日どなたか引っ越されたようですね。お疲れ様でした。私どもは○○町でリフォームを専門に手がけている□□工務店です。チラシを入れておきますので何かご用命でしたら何でもご相談ください!」と一声かけてチラシを投函。できたら「このお宅は今何が一番ほしいだろうか?」と考えプレゼントを添えると良い。家族の誰かが引越して離れて住むようになった。フォトフレームなどはどうだろうか?工務店らしく、木材で作られたものが良いだろう。
 いかがだろうか。
 

国土交通省 平成18年度版の「公共建築工事標準歩掛り」等を公開。

 国土交通省が平成18年度の「公共建築工事標準歩掛り」と「公共建築工事数量積算基準」を公開した
 この数値を通常の積算見積等の業務以外に自社の歩掛りとの比較資料として用いてみて欲しい。多くの中小企業では公共工事の元請となることは少ない。下請として公共工事に携わった場合、標準歩掛りよりも効率良く作業を行うことは自社はもちろん元請企業側にも利益となる。そして標準化された作業では難しい他社との差別化ができるのである。
 差別化をアピールする際には「○○工事を当社は標準歩掛りの2倍のスピードで仕上げることができます!」と具体的な数値を含めることが重要だ。数値を含めるにはいきあたりばったりではなく当然計算して根拠を得なければならない。計測して「自社は2倍ではなく1.3倍ぐらいだなぁ」でもかまわない。2倍という具体的な目標ができるからだ。
 是非ともあなたの会社でも検討してみてほしい。

上司のすごいしかけ

 皆さんの会社にも新入社員は入ってきましたでしょうか。また新しく管理職となられた方もいるかと思います。人材教育は会社の将来を左右する重要な任務ですが、中々うまく進められないという話をよく伺います。
 『上司の すごいしかけ』は季節がらもあってか今ベストセラーになっている、社員を「やる気」にさせる仕掛けを紹介する本です。今日、帰りの電車の中で読む本がなかったので書店を物色していたら平積みされているのを発見しました。
 まだ途中ですが文体がくだけた感じもあってすごく読みやすい本で、紹介されている「仕掛け」もすぐに真似できそうなもののようでした。
 最近、この手の「簡単ツール」を紹介する本がうけているように思います。すぐに真似できそうだから飛びつくのだと思いますが、自社で単なる真似をするだけでは成功することは難しいです。それはその「簡単ツール」を使って何をしたいのか目的をはっきり理解しておかなければ自社に応じたアレンジもできず失敗に終わってしまうからです。
 「仕掛け」が簡単なことは良いことです。しかし目的と目標設定をしっかりとやることが大切です。 

金沢でセミナーします!

金沢の金沢勤労者プラザにてセミナーをします。といっても私が主催ではありません。
『建設・工事業向け経営合理化セミナー 業務改善・コスト削減実現方法』
主催:富士通株式会社 株式会社エンブレム
日時:平成18年 4月26日(水)13:30~17:00
問合先:株式会社エンブレム 076-231-7870
このセミナーの中で私は『建設業の生き残りをかける社長のための『経営コックピット』とは?』と『経審改正 ~有利に進める対応策とは?~』という2つのテーマで講演します。
お近くの方は是非ご参加ください。

四国整備局が一般入札・総合評価方式を全面導入

 公共工事品確法が施行され公共工事の調達は価格だけではなく技術面も合わせて評価することが推奨されている。市区町村などの小さな地方自治体においては技術評価を行う担当者が確保できないなど様々な問題が多く残るが、国土交通省は積極的な取り組み姿勢を見せている。今後四国以外の整備局の動きが注目されるが、今後前向きに展開されていくことを望むばかりである。
 ※公共工事品確法についての参考書:『公共工事品確法と総合評価方式―条文解説とQ&A50問

足場組立のコストダウン

 日経産業新聞(4/12)より
 建設用仮設機材レンタルのエスアールジータカミヤが工具を使わずに簡単に組み立てられる工事現場用の足場「YTロックシステム」の貸し出し事業を強化する。組立作業時間が1/3に短縮できるほか安全性も高いとのことである。
 工事原価のコストダウン。先日も記載した通り、単価、数量、時間の3要素で管理することが大切である。そして何より重要視すべきものが時間である。組立作業時間が短縮できるということは仮設工事自身の工期が短縮でき、工事全体の工期短縮にも繋がる。それは労務費や資機材リース料等の削減に繋がるのである。
 是非とも積極的に検討して欲しい。

予算と原価は単価、数量そして時間で測れ!

 建設業における実行予算と発生原価を比較して適正な利益を確保できるように努めることは重要な管理業務である。
 予算 = 予定単価 × 予定数量
 工種ごと、材料ごとなど様々な局面でこの式は成り立つわけだが、単価を下げるには資材業者への交渉が必要であるし無理な交渉は協力関係が悪化し、長期的にコストアップに繋がる。数量は手直し等の含みがあるのであればそれらを削減することはできるが、不正な目減らしでもしない限りありえない。そのため材料に関しては単価がコストダウンの唯一の要素となる。
 しかし、もうひとつ重要な要素として労務費がある。
 労務費予算 = 予定労務費単価 × 予定人日
 労務費単価も下げるには限界があるが、予定人日は削減することができる。工事にかかるまでの段取りを重点管理し、今までかかっていた工期を短縮するのである。直接工事に携わる労務費を削減できる他、重機のレンタル費用や警備員の労務費なども合わせて削減することができる。
 工期短縮は簡単ではない。下請業者への値引き交渉の方が楽なためどうしても視点はそっちに向いている。しかし本当にやるべきは別にあるのだ。

国交省、各都道府県の18年度予算

国土交通しょうが以下のページで平成18年度関係予算の配分について公開している。
http://www.mlit.go.jp/yosan/yosan06/yosan/haibun_.html
また、各都道府県の平成18年度当初予算一覧が以下のページで公開されている。
http://www.kensetsu-plaza.com/yosankanren.html
ここ数年の傾向通り、公共工事への予算は低減状況にあるが、低減割合は減少しているように感じられる。公共工事品確法が施工された今年度、限られた予算を有効な社会資本の開発に使ってほしいし、本当に素晴らしい建設会社が適正に評価され、そういった会社に発注される仕組作りを早急に各自治体が取り組んで欲しいと願う。