大工育成塾

今日は大工育成に興味をもたれる工務店に「大工育成塾」の紹介を行った。ちょうど現在受け入れ工務店を募集していることもあり是非チャレンジしてみたいという返事であった。応募資料の用意など支援していきたいと考えている。
大工育成塾は財団法人住宅産業研修財団が行う教育事業で伝統的な木造軸組住宅の技術・技能を伝えることを目的としている。座学講義以外に受入工務店での実務教育がある。

今日からできること、やってますか?

 今日ある企業を伺うと、ジーパン私服姿で茶髪のお兄さんが事務所の中をウロウロしていた。 「社長、あの方は?」とうかがうと事務作業を手伝ってくれるアルバイトらしい。「あの格好はどうでしょうか?」と尋ねると規則ではジーパン禁止になっているとのこと。
 あなたの会社で規則が平然と破られていることはないだろうか?見過ごしを続けると会社に「規則は絶対」という認識が薄れていく。守るのも馬鹿らしくなる。
 「あなたの会社で一番先に改善すべきなのは、守るべきことを守っていない者を見過ごす社長自身の姿勢です。『いつか言い聞かせる』では駄目です。今、注意してください。」と伝えた。途中、険悪な雰囲気となったが最終的にはわかってもらえたと思う。今まで見過ごしてきたものを注意することは気が引けるものである。そんなときはきっかけを作ればいい。朝礼で「最近ルールが・・・」と述べるのも簡単でよい。
 一回注意すると面白いものでそれでも守らないと「会社のルールだぞ!」というたてまえが「俺が注意したのに!」に変わる。これが本音で語ることだと思う。

税効果会計

今日からLECにて中小企業診断士合格講座秋生の担当講義が始まった。春生向けにも行った財務・会計である。今日は会計の方で貸借対照表、損益計算書、合併処理、連結処理、税効果会計などの内容であった。いつものことであるが非常に盛り沢山である。決算準備の清算表作成はもちろんであるが、この分野で以外と苦手意識の多いものが税効果会計である。最初の理解を促すために極力簡単にした例を使って説明しているのであるが、その説明資料を別途作ってみたので公開したいと思う。
「zeikoka.pdf」をダウンロード
設備の耐用年数が税法上と実情とで食い違う場合など会計上で実情に即した形で表記しようとしたものが税効果会計と考えると簡潔である。中小企業診断士では税法の詳細な知識は必須ではない。概念を捉えるために上記資料を活用して欲しい。

Amazonのインスタントストア

 Amazonがインスタントストアの正式版をリリースした。アフリエイトプログラムの一環だが、事業内容と関連のある書籍情報を提供することで顧客サービスの向上を図ることができる。
 さっそくインスタントストアを作ってみた。こちらをクリック!
 今回は書籍の中から特定のキーワードで検索される書籍を自動表示する形式。もちろん、特定の書籍などを掲載することも可能。買い物カゴシステムまでついているので誤解されがちであるがあくまでアフリエイトなので、ここで購入された場合、アフリエイトフィーが支払われるのみである。
 住宅建築やリフォームなどは顧客も参考になる書籍を探している場合が多い。またインスタントストアから自社へのリンクを貼ることもできる。顧客を誘導する1つの手段としてお手軽に利用できるので試してみてほしい。

住宅事業者向け住宅ローン基礎知識講習会

社団法人住宅生産団体連合会が住宅事業者向けの住宅ローン基礎知識講習会を行う。参加は無料で参加者には講習会テキストと住宅ローン返済ソフトがもらえる。住宅建築・販売を行う工務店にとっては住宅ローンの知識は不可欠であり、また顧客からも望まれている。この講習会で基本的な知識を身につけ、会社付近の金融機関の住宅ローン商品や住宅金融公庫の商品などで具体例を補えば工務店として必要な知識は得られるものと考える。

『福祉機器選び方・使い方』届く

先日紹介した書籍『福祉機器選び方・使い方』が届いた。本体価格100円と送料200円で合計300円。カラーでイラスト、写真もふんだんに使われており、福祉用具の解説としては通信教育で使っているテキストよりも格段にわかりやすい内容であった。福祉住環境コーディネーターの試験まであと10日ほどである。それまでに一読して知識を深めたいと思う。書籍の注文はこちら。

商店街等競争力強化推進事業実行委員会2回目

 今日は9月から開始された商店街等競争力強化推進事業実行委員会の2回目である。今回はかなり準備が大変であった。消費者買物調査の結果を統計分析したり、スタンプカード活用の事例を調査したりと・・・しかし大変な作業ほど真剣に取り組むことで自分の身となるもので色々と勉強することもできた。
 先日紹介した福島県矢祭町のスタンプカードの活用事例についても無事電話によるインタビューも行え今回の報告に間に合わせることができた。この事例については、「町という規模だからできたのではないか?」という意見が多かった。この推測は正しいとも誤りとも言いがたい。何せ他に事例が無いのだから・・・ しかし、できない理由を並べられるとどうしても頭が熱くなりむきになってしまう性格もあって、市としての事例No1になることはできないかと野心を膨らませている。
 今回はこれらの分析・事例報告のあとはフリーディスカッション。集めた内容をグループに分け、次回は個別に深い吟味に移る予定である。

変化し続けること

 今日はある建設会社が始めた新ビジネスのお手伝いをさせて頂いた。大手建設会社の全国ネットワークに対抗するべく全国の地元建設会社をネットワーク組織化する取り組みである。
 ネットワーク構築のために精力的に活動されているこの企業の社長の話をうかがうことができた。とても魅力溢れる人物で何か惹かれるものを感じる。創業社長特有のカリスマなのかもしれない。
 話の内容はこうであった。永続的に会社を運営するには場当たり的な、あるいは政治的な、あるいは根性論的な売上や利益であってはならない。継続するには「利益を生む仕組み」を如何に構築するかである。そしてその仕組みは常に改善を繰り返し決して時代に取り残されてはならない。また、その活動はベテラン社員や有力者に偏ったものではなく、組織全体で活動しえるものでなくてはならない。
 その仕組みとはこの企業にとっては「企画提案営業」であった。もちろん他の手段を採る企業もあると思う。あくまでこの企業の場合ということである。現時点で誰が見ても成功していると判断できるこの企業は「10年後にはこのモデルは使い物にならないだろう」と新しい形を模索している。(社長の頭の中にはもうできあがっているのかもしれない。)
 こういった企業に微力ながらも関わることができたのは本当に幸せなことだと思う。

アナウンサーではいけない

 知らせること。それは朝礼での発表やメールによる通知でもかまわない。それだけで全社員が徹底して行動に移してくれるとは限らない。いや、そうなっている会社など数えるほどしかない。
 毎週メールマガジンのように全社員に情報を発信する経営者がいる。メールには「今日から○○を始めよう!」と書いている。読んでいる側にとっては「いつものメールか・・・」ぐらいにしか思っていない。経常化、マンネリすると全く注意を惹かなくなるものである。
 単なる通知・報告ではなく意思を伝えるためにはあえて伝える手段を変えなければならない。同じやり方では、メールソフトでも頭の中でもすぐにゴミ箱行きなのである。
 例えば朝礼の最後に社長の言葉があるのが通例だとすれば、朝の挨拶もそっちのけで「ちょっと聞いてもらいたいことがある!」と変える、または朝礼ではなく終礼で話してみるなど、すぐにでもできる工夫がある。是非試してほしい。

住設建材まつり

今日はとある工務店のお誘いで株式会社丸産業の丸産業住設建材まつりを見学することができた。20061111 20061111003 20061111002システムキッチンや節水型トイレ、自動洗浄される浴槽など目新しい設備があるかと思えば珍しい木材や職人によって彫られた欄間など多種多様であった。建材がこれだけ多種多様であれば当然それにかかわる人間の数も膨大なものとなる。
展示会場内で同行した方と話したのが流通の問題。建材ではメーカ、問屋(丸産業もその1つ)、販売店、工務店を経て最終的に利用者へ届く。昨今流通が発達し卸売業不要説まで飛び交うなか、建材流通の今の状態がいつまで続くのか興味がわくところであった。