ワンストップサービスセンター事業の拡充

建設業振興基金が実施する建設会社向け専門化派遣制度が拡充しました。従来年度内2回までだったのが建築確認申請問題に起因する相談に限り追加で1回利用することができます。「起因」とありますので元請側での確認申請の遅れにより仕事量が減った下請会社の資金調達やそのほかの対策についても可ということになると考えています。すでに2回申し込まれた方も是非ご検討ください。
私も専門化として登録していますので、申し込みの際にご指名いただければ私が参ります。

はじめての脱力感

 今日とてもショッキングなニュースを知った。個人的にショッキングであるだけでちまたにはあふれているニュースなのだが・・・今はそれを防ぐために自分が力を出し切れなかった後悔と、たとえ自分が全力で何かをしてもきっと防ぎきれなかったであろう無力感の両方を感じている。
 中小企業診断士としてこうしたこととこれから何回も立ち向かわなくてはならないのであろう。自分の創業以来たまたま直面していなかっただけだ。
 まだまだ足りない。もっとがんばらねば。 

和歌山大学の講義が終了。来年は拡大継続!

 今年度よりはじまった和歌山大学大学院での先端ソフトウェア工学の講義が完了した。学生相手の講義はLECでの公務員試験の数的処理以来で始まった当初は少し戸惑いもしたが慣れるにつれ自分自身いろいろと勉強させていただいて貴重な体験だったと感じている。
 来年度は同じく先端ソフトウェア工学の講義に加え、学部生向けにソフトウェア工学の演習科目を担当させてもらえるようになった。大学院と学部生とではまた得られるものも異なってくるだろう。そう考えると今から楽しみだ。

建設業法施行規則等の改正の概要が発表されました

1月31日に国土交通省より「建設業法施行規則等の改正の概要」が発表されました。注目は経営事項審査の改正内容で昨年から色々と改正内容について議論がありましtがこれで確定ということになります。経営事項審査の改正のポイントも掲載されています。そのほか関係資料もあり、X1のテーブルなども掲載されていますので是非ご一読ください。

大臣認定構造計算プログラムに関するコンソーシアム

大臣認定の構造計算プログラム、やはり注目が高く「大臣認定構造計算プログラムに関するコンソーシアム」が主催する設計事務所向けの説明会が盛況のようです。
確認申請数の推移は先月同様、「昨年同月比の減少率が改善」と決して減少しなくなったというわけではなくまだまだ厳しい状況が続いています。このプログラムがはやく普及し確認申請手続きが短縮されることが望まれます。

『プレゼンに勝つ図解の技術 (日経文庫 I 43)』

 さらに引き続き書籍の紹介です。実は何冊もの本を並列で読んでいるのですが、今回は読み終わりが集中しました。
 『プレゼンに勝つ図解の技術 (日経文庫 I 43)』です。タイトルでは図解が中心のように思われますが、プレゼンの方法論全般にわたって記載があります。もちろん図解部分が一番ページがさかれており全ページカラーですぐに応用できそうな図が豊富に掲載されています。
 私もよくプレゼンすることがありますが、いつも頭を悩ませるのは配色です。どうも美的感覚に乏しいようでいつもセンスが感じられない色合いが多くなってしまいます。こうした本に掲載されている図を見ると「さすが・・・」と感心してしまいます。
 本書の導入では「プレゼン経験がある人を意識して書いた」とあるのですが、全般的に初歩的・基本的なことが中心です。そのため突飛なテクニックなどは書かれていませんので、これからプレゼンを行う準備をすすめる人などに良いのではないでしょうか。本書にも書かれていますが、プレゼンの要は構成だと思います。何を伝え、プレゼン後にどういった行動を採ってもらいたいのかを明確にし結論を先に述べるのか後回しの方が効果的なのか・・・考えればきりがありませんが、この本を参考に体系だてて考えるとうまくまとまるかもしれません。

『建設人ハンドブック 2008年度版 』

 引き続き書籍の紹介をします。『建設人ハンドブック 2008年度版 (2008)』です。この本は実は毎年購入して読んでいます。建築・土木業界の時事を解説しているため業界全体の動向を捉えるのにちょうど良いからです。開業以来購入し続けて今年で4冊目となりました。
 今年のハンドブックはやはりコンプライアンスやCSRについての記事が中心です。耐震偽装や建材についての偽装など、さらには後を絶たない談合・汚職など。また公共工事の減少と一般競争入札の拡充にともなうダンピングの問題など・・・問題の多い業界ですがそれに対する行政の動きや建設会社があるべき姿などさまざまな方面に渡って言及しています。業界内外を問わず一読いただきたい書物です。