超長期住宅先導的モデル事業 、審査員松村秀一教授の話から

このブログでも何度か紹介している超長期住宅先導的モデル事業(『超長期住宅先導的モデル事業』、『平成20年度(第1回)超長期住宅先導的モデル事業の採択事業が決定』)ですが、ケンプラッツに審査員である松村秀一教授の話が掲載されています。

記事の中でとりわけ共感したのは「200年壊れない家」ではなく「200年壊されない家」であることの大切さです。技術的、物理的な耐用年数をあげることも大切ですが200年という何世代かが共有する住宅であり続けるのはデザインや機能性も大切ですしもう少し視野を広げると周辺地域のまちづくりもトータルに考える必要があります。(どんなに良い家でも隣の空き地に高層マンションができ日当たりが遮られ圧迫感を強いられれば住む気が無くなる・・・といった話)
もう一つは大手企業だけでなくもっと中小工務店などからの提案があってもいいという話です。地場に根付いた工務店ならではの提案。地域の風土・気候にあわせた住宅のあり方などは全国画一的な方法論では補いきれないはずです。例えば地域の住宅には地域で育った材木を利用するなど・・・ここにも200年住宅の実現のためには200年材料を提供し続ける仕組みをからめる必要があると考えています。200年間、改修に備え地場の林業・木材加工業の企業と連携し植林などを実施するといった具合です。

200年住宅・・・やはり目が離せません。

Jw_cadで作図の練習4 部屋名等を入れて完成

jw_cadを使ってマンションの間取図面を書く練習がとりあえず終わりました。

Cad20080805 今回の練習の目的は実はここからがスタートです。福祉住環境整備のための住宅改修で理由書に図面を記載しますが、そこには手すりの設置、車椅子の動線などを記載します。そこまでが今回のゴールです。
 今回使ったマンション図面はjw_cadの参考書にあったものを使っています。この住まいで果たして車椅子生活が可能なのか・・・自立した生活は可能なのか・・・を少しずつ考えていきたいと思います。
 次回はここに車椅子を置いてみます。

橋下知事に会えるか??第三回府民対話橋下知事と語ろう~若手企業家と語る!~

第3回府民対話 橋下知事と語ろう
~若手企業家と語る!~

というイベントの参加者を大阪府で募集しています。対象が大阪府で営業している40歳までの中小企業経営者ということで私も応募してみました。抽選ということで当たるかどうかはわかりませんが・・・

大阪府はPTを中心として8月からの新しい予算が組まれました。中小企業に対する支援施策なども削減・縮小されていますが、これを直接サービス低下とみなすことはできません。施策も効果的なものを選んでいるわけですからこれから結果を測定してみなければその是非はわからないわけです。

応募の際に大阪の経済活性化についての意見を記入することろがあります。大阪商工会議所の経営指導員、岸和田市のものづくり支援事務局のコーディネート活動、阪南市商工会の経営相談員など支援する側にたつことが多いですが、それぞれの地域によってどういった活性化対策がいいのかは異なるように感じています。そして何より私自身も大阪府で事業を行っています。その事業について大阪府に求めること・・・・これを機会によく考えてみたいと思います。

検索エンジンに自分のホームページはどう見えているのか?テキストブラウザ『Lynx』の活用

 色々なホームページが星の数ほどありますが、あまり見た目ばかりにこだわりすぎると思いもよらぬ落とし穴がまっています。

 インターネット関連の相談を受ける際にアクセス数増加対策について質問を受けることがあります。アクセス数増加の中でも皆さんが興味を持たれているのはSEO。もちろんアクセス数増加の方法はSEOだけではありませんが、書店などでも1つのコーナーが設けられているほど注目は高いようです。
 ここではSEOに対応する方策などは記載しませんが、1つ試してほしいことがあります。それはテキストブラウザでの表示です。検索エンジンはホームページの内容を自動で取得・解析しています。そのほとんどはテキスト、すなわち文章です。画像で書かれた文字などは判別できません。そのため見た目が派手できれいなホームページも検索エンジンにはわかりにくい不親切なホームページと捉えられてしまうことがあります。そこで検索エンジンの視点で見るために画像表示ができないブラウザを使ってみようというわけです。
 テキストブラウザの代表格は『Lynx』です。ダウンロードして無料で利用可能です。テキストベースなので操作も少し慣れないといけませんが・・・
Lynx  基本的には起動して「g」と打った後、見たいホームページのアドレスを入力するだけです。左は安田コンサルティングのホームページを表示した結果です。表示された内容でホームページでPRしたい内容が正しく伝わっているのか検討してみてください。メニューを画像で作られたアイコンで構成している場合など特に注意が必要です。

セミナー「ホームページからブログまで、売上拡大 大作戦!」 2008/08/27

 地元貝塚商工会議所で『ホームページからブログまで 売上拡大大作戦!』というテーマでセミナーを行います。

 今まで色々なところでセミナーを開催させていただきましたが、実は地元の貝塚で行うのは初めてです。開業3年目にようやくたどり着いたという感もあります。

日 時 平成20年8月27日(火) 13:30~15:30
場 所 産業文化会館(貝塚商工会議所2F 中会議室)
参加費 無料
主 催

貝塚商工会議所(中小企業相談所・情報化推進委員会・食料工業部会)
貝塚市商店連合会

お問い合わせ 電話 072-432-1101 FAX 072-439-0401 メール kaizukacci@kaizuka-cci.or.jp

工事は売り物ではありません

 工事は売り物ではありません。

 「じゃあ何だ?」という声が聞こえてきそうですが・・・
 下請から元請にシフトしたいという建設会社からの支援要請があり訪問してきました。そうした相談の場合、こんなやりとりが必ずといっていいほどあります。

『御社の売りは何ですか?』

『腕のいい職人が行う品質の良い工事です。』

『発注する顧客はあなたに”工事”を依頼しているのですか?』

『そうだと思います。』

 この場合、相当な意識改革が必要です。下請企業が行うことは確かに「工事」です。元請からの発注仕様に応じて品質・納期を守れば問題ありません。しかし下請ではなく元請の場合は全く考え方が異なります。
 「顧客はあなたに何を依頼しているのか?」それを考えることが”顧客の視点”に立つ第一歩かもしれません。

Googleマップのストリートビュー

 Googleマップに「ストリートビュー」が公開されました。まだ私の事務所がある貝塚市のストリートビューは無いようですが、いずれできるのを楽しみにしています。

 昔、こうした技術開発に携わっていたことがあります。

 360度回転できる画像をパノラマ画像といいますが、前後左右4枚程度の画像から自動作成できます。(多ければ多いほどひずみの少ないきれいなものができます。)「パノラマ画像作成」で検索するとそうしたソフトウェアも色々と出てきます。

 これを応用して前後左右4方向のビデオで撮影すると連続的なパノラマ画像をどんどん作成することが可能になります。動画は画像の連続だからです。ただし、4つのビデオカメラの時間(タイムコード)をきっちり同期しておかなければ後で同じ瞬間の4方向の画像を取り出すことができませんので、そこは撮影用の特殊な装置を使って同期を取っておきます。
 あとはGPSもあわせて同期しておけば作成したパノラマ画像が地球上のどの位置のものなのかもわかるようになります。

 そうした装置を車載すれば、あとは車で縦横無尽に走るだけでどんどんパノラマ画像が作成できます。

#少し調べてみましたらGoogleが使っているであろうと思われている装置の紹介がありました。

Jw_cadで作図の練習3 設備機器

 今日で3回目。設備機器の導入。トイレにシステムバス、キッチン等を設置し、システムバスのドア回りを加工しました。

Cad20080803 基本的な操作には大分と慣れてきました。しかし介護保険を利用する住宅改修図面をCAD初心者が一から作るには時間と手間がかかります。やはり専用ソフトの方が使いやすいですね。(専用だからあたりまえか・・・)ただ、やはり今までCADを利用してきた工務店などでは逆に専用ソフトの操作にギャップがあり慣れるまで時間がかかりそうです。また有償なのでjw_cadを使い続ける方がいいですね。
 あと仕上線や部屋名を入れると一応一室は完成です。ここに段差解消や手すり設置などの改修項目を記入していく予定です。(いつになることやら・・・)

大阪で2つの専門家派遣施策が終了

大阪府の財団法人大阪産業振興機構が行うアドバイザー派遣制度と大阪商工会議所のエキスパートバンク制度が7月末で終了した。

8月からスタートした大阪府の新しい予算体系に従った形である。両制度は施策の趣旨も内容もよく似ていたため重なる部分が多かった。大阪府内の企業はどちらを選択していいか迷う。(実際には商工会議所の方は「小規模企業向け」ということで従業員数などの制限があった)これら両方が終了したことで専門家派遣制度の利用は大阪市内企業向けのものぐらいだろう。

私個人的な話としてはそうした施策が終了したと同時に新たな窓口相談業務が増えた。岬町商工会の窓口相談である。担当日時などはこちらにまとめているので参照してほしい。