住宅改修をどこに依頼するか

日経ホームビルダー5月号に「住宅改修の依頼先は新築時の会社?別の会社?」という記事があった。

元の建築に携わった工務店は「リフォーム専門の会社なんて・・・」といい、リフォーム専門の会社は「工務店よりリフォーム経験は豊富・・・」とけん制する。

依頼者にとって住宅に関する不平不満をリフォームで解消することが目的であって、リフォームでそれほど特異な提案や技術を求めてくることも少ない。とすればやはりポイントは価格と信頼性である。悪徳リフォーム業者というグレーゾーンに引っかからないようにしたいため、どうしても「以前頼んだことがあるから・・・」と同じ企業に依頼することが多くなる。その牙城を崩そうとリフォーム業者は色々な作戦でもって信頼を得ようとする。

もちろん価格で攻める場合と信頼で攻める場合とではその作戦も異なってくる。概算見積段階で「今ならお客さんだけ特別に○○円値引します!」なんて提案をしてくる企業は価格で攻める企業。値引額を水増しした見積を最初に提示しているか値引きした額分だけ、建材メーカーか職人が泣くだけである。信頼性は欠ける。信頼で攻める場合はとことん話を聞くことだけに徹する。依頼されるまで見積もしない。顧客の利益を第一とする。

新築を手掛けた工務店。リフォームだけを行う専門店。依頼者からすればそんな違いはどうでもよくて、結局は顧客の利益を尊重し信頼を得たほうに依頼するのである。

再生した企業が再び倒産する・・・その割合は建設業が一番多い

日経BP社ケンプラッツの記事。再び倒産(再倒産)する割合は建設業が6.1%で全産業のなかでトップとのこと。

再生計画通りに再生したからといって倒産しないとは限らない。ただ私個人の印象では6.1%という数字は以外と小さいということ。建設投資は減少を続け、恐らくほとんどの企業が再生計画立案時に想定した建設市場の将来像より今は悪い状況にあるだろう。ということは市場や景気の回復をあてにしたのではなく企業自身が無駄を減らし、自立し、優位性を高め、競争力を得たのだと思いたい。

再倒産は私の周りでも起きている。ただそうした企業のほとんどはその理由を景気や市場など外部のものを挙げている。どうしようもなかったのか、悪い体質が変わらなかったのか・・・

プロフィール用写真を撮影してきました

プロフィール用写真をはじめて撮影してきました。

色々なところからリクエストがあったのと、ホームページ等の営業ツールのリニューアルを計画していることもあり、思い切って撮影することにしました。

Img_8814 今までホームページ等で公開している写真は創業当時に自分で撮影したもの。今回はスタジオでプロのカメラマンに撮ってもらったものです。当たり前ですが全く違います。(体も一回り二回り大きくなっていますが・・・)

初めてでかなり緊張していたのですがカメラマンの方が気さくな方でなんとか場を和まそうと色々と話しかけたりアイデアをくれたりします。

今思えば、「こんなポーズも撮っておけばよかった」と少し公開していますが、それは次回に残しておきます。

撮影していただいたのは大阪市の東心斎橋にある「Angle」さん。スタッフ紹介のページにある北嶋 治樹さんがカメラマンです。

次もまた「Angle」さんにお願いしたいと思っていますが・・・次はダイエットしてからにします!

車はもちろん住宅も共有(シェアリング)する時代がくるかも・・・

タイムシェア住宅の供給が促進されるよう国交省も事業を展開しています。

カーシェアリングは首都圏を中心に話題になっているのですが、車ではなく住宅を共有しようという試みです。住宅を共有・・・と考えてすぐに思いつくのは複数世帯で共同で住むことですが、ここでいうシェアは「タイム」ですから時間で持分を分けるということになります。そうなると次に思いつくのは別荘ではないでしょうか。国交省も、また促進事業に協力する企業もリゾート地の別荘(住宅やマンション)などを想定しているようです。

シェアリングすることによって持ち主の問題、税制の問題、資産価値の考え方など色々な問題が起こりそうですが、シェアリングすることで得られるメリットもあると思います。

制度面で色々とつめるべきところは多いですが、例えば単身者向けや高齢者向けのタイムシェア住宅も考えられるでしょう。

シェアリングすることを想定した住宅設計プランも考えられそうです。

観光地、リゾート地の住宅供給事業の1分野としては注目できそうです。