商工会議所の職員さん向けに「小規模事業者持続化補助金攻略勉強会」の講師を務めてまいりました!

こんにちは。株式会社パールの安田です。今回は小野市の商工会議所の職員さん向けに「小規模事業者持続化補助金攻略勉強会」の講師を務めてまいりました様子をお伝えいたします。

今回の勉強会は受講者が企業さんではなく、企業さんを支援する商工会議所のスタッフさんです。持続化補助金の相談が多く、どう事業計画づくりをサポートしていけばいいのか様々な角度からお伝えいたしました。

話の内容は以下の通りです。

  1. 事業計画書の組み立てについて
  2. 採択されるための様々なノウハウとポイント
  3. 補助金、助成金についての基礎知識
  4. 小規模事業者持続化補助金について
  5. 加点対策
  6. 審査の観点
  7. 攻略チェックシート

次年度の持続化補助金についてはまだ公募要領が発表されていませんので今年度までの内容をベースにしました。特に力を入れましたのは上記の5~7です。

5について。持続化補助金は重点政策加点と政策加点の2つがあります。重点政策は環境変化加点が基本。そして政策加点。ここは「該当するものがない」というケースであったとしても「該当させる」ようにもっていきます。どの加点に対応するか、どう手続きをサポートしていくか、短い期間でどう実現するかなどお伝えいたしました。

6については公募要領に書かれている「審査の観点」をどう表現していくべきか。地元で創業何十年も経っている小さな商店を例に挙げて「強みは何か?」、「ターゲットは誰か?」、「新規開拓とリピートとどっちが重要か」などなど。実例を交えてお話しさせていただきました。

7についてはチェックシートの提供です。「書くべきことは書いたか?」をチェックしていけるシートを作成してご提供させていただきました。多くの企業を同時並行で支援していく商工会議所さんのスタッフさんですから混同してしまいがちなところですが、こうしたチェックシートを利用して効率よく完成度の高い事業計画が書けるようサポートしていってほしいと考えています。

勉強会は2時間30分ほどでしたがあっという間に終了。担当者の方から翌日に喜びのお声もいただきまして、満足度の高さを感じることができました。

元気つうしん 2025年2月号 Vol. 115

~事務所だより~

こんにちは。安田コンサルティングの安田です。本日は1月17日に和歌山県田辺市にあります和歌山県立情報交流センターBig・Uにて行いました研修についてお伝えいたします。こちらの研修は和歌山県内の公的な支援機関の職員さん向けに行われた研修で毎年講師を担当させていただいております。今回のテーマは『経営体質の健全化に向けて』として、以下の6つの項目を2時間50分でお話ししました。

  1. 企業の経営理念と気づきへの促し
    ①経営理念とは ②4つの視点(顧客、スタッフ、社会、自分自身)で考える事業の目的 ③創業精神 ④仕事の誇り ⑤地域の振興とは
  2. 10年後のビジョンの共有
    ①顧客について ②競争力の強化 ③競争力の6要素 ④仕事のやりがいの3要素 ⑤顧客満足のその上とは
  3. 問題点と課題の抽出
    ①問題と課題の違い ②不安と危機感の違い ③ビジョンと現状の違い
  4. 競争力強化と人材育成
    ①強みとは何か ②経営資源について ③BtoCにおける競争力 ④BtoBにおける競争力 ⑤多能工の育成 ⑥キャリアと賃金 ⑦事業承継 ⑧技能承継
  5. 財務体質の改善
    ①収益性 ②利益率 ③生産性と付加価値 ④貸借対照表から見るキャッシュフロー経営 ⑤キャッシュフローを増やす8つの方法 ⑥損益分岐点分析
  6. 資金調達と補助金活用
    ①収益改善スパイラル ②資金調達 ③補助金の活用 ④補助金の代表的な加点対策 ⑤一般事業主行動計画の策定 ⑥パートナーシップ構築宣言 ⑦経営力向上計画 ⑧事業継続力強化計画

3時間弱という短い時間で内容は盛りだくさん。そんななか少しだけ演習も盛り込みました。受講された皆さんがそれぞれの地域でご活躍され、地域の中小企業が反映し、地域の振興が進むことを願っています。

 

~建設業ニュース~

建設業法施行令の一部改正について

令和6年12月6日、「建設業法施行令及び国立大学法人法施行令の一部を改正する政令」は閣議決定され、特定建設業許可等の金額要件が見直されることになりました。