Symantec Endpoint Protectionの新バージョン導入で電子入札サイトにつながらなくなった場合

先日、Symantec Endpoint Protectionの新しいバージョン12.1を導入する支援を行ったが、公共機関の電子入札サイトにつながらなくなる現象が発生した。

120309_9_23_22 現象は公共機関によって様々であったが、例えば和歌山県の電子入札サイトでは「このタブは回復されました。このWebページには問題があるため、Internet Explorerはタブを閉じ、再度開きました。」と表示され、その後何も表示されないという現象だった。

まずは和歌山県の電子入札事前準備のホームページを確認し、すべての内容が正しく設定されていることを確認。

それでも改善しない場合は、アドオンプログラムを確認するとうまくいくことが多い。

今回もInternet Explorerの画面を開き、「ツール」⇒「インターネットオプション」⇒「プログラム」タブ⇒「アドオン管理」にて内容を確認。

120309_9_22_48 すると「Symantec Intrusion Prevention」というアドオンができていることが判明した。これはSymantecの侵入防止システム。Firewallが機能していることと侵入検地システムは動作していることから、この機能を一度無効にすることとした。

アドオンを無効にすることで電子入札のサイトは無事に動くようになった。

「Symantec Intrusion Prevention」機能はNortonのツールバーなどにも含まれる機能のためEndpoint Protection以外のシステムでも同様の現象が発生すると思われる。