業界地図2006

 日経産業新聞を購読して、日本経済新聞社から「日経業界地図2006」という書籍が届いた。プレゼントキャンペーンでもやっていたのだろうか??
 建設業でみるとスーパーゼネコン5社は変わらないのだが、その横に掲載されているグラフが気になった。大手5社の受注高シェアの推移である。シェアは年々高くなっているのだが、土木の伸びが2000年あたりから著しい。この傾向の原因をどうみるかは端的には言えないのであろうが、土木の発注者は国や地方自治体が殆どであることから公共工事のシェアが伸びていると推測できる。地方の中小企業が淘汰されているのか或いは大手が地方の公共工事まで取りにいっているのか・・・どちらかといえば後者であろう。そして今後PFI事業や委託管理者制度が浸透するにあたって建設事業以外のノウハウも持ち合わせる大手企業がさらに強くなっていく感がある。