中小企業診断士更新研修2日目

 昨日お伝えしました通り、今日も更新研修で2日目となります。
 今日は事例問題で印刷業を営む地方の中規模会社に対してコンサルテーションをする設定です。地方自治体や地元大手企業からの受注が多いのですが、価格競争から利益率が低下する一方、DTPやインターネットなどを利用した新しい技術・ソリューションも入ってきているとのことです。別の勉強会でもある印刷企業の話を伺ったのですが同じようなことを言われていました。その会社は顧客に大学があったため、大学のシラバスシステムを開発し新たなソリューションにされていました。業務的に関連性があって先進的なもの。新事業展開として良い例だと思っています。
 建設業の場合、印刷業と同じで地域密着型産業です。それと官公庁向け案件が価格競争(最低価格での入札・くじびき)にあっていることも同じです。利益率の低い事業から新しい事業への転換は国土交通省も含めて事例を提示しながら推進しています。
 しかし関連性のある事業であっても営業や生産・サービスといった様々な局面で異なったノウハウが必要となります。そこがネックとなる場合が多い。(もちろん、投資資金不足が一番多いのですが・・・)その課題をコンサルテーションで少しでもクリアにしていきたいと考えています。
 「効果は小さいがすぐに実行できるものを数多く行う。」これが中小企業には利くのだと思います。