日経産業新聞より
すべての企業で必ず実施されている「会議」、「会議」自身を効率的に高い生産性で実施したいと考えるのはどの企業でも同じである。少し前に『すごい会議』という書籍がベストセラーになり読まれた方も多いと思う。そして「よし!自社でもやってみよう!」と感じた人も多く、残念ながら「結局今の会議も昔の会議も何も変わっていない」と感じている人が大多数だろう。
「会議」を特別なものと考える必要はない。効率アップ、生産性アップの基本は何だろうか?「会議」ではなく、あなたの会社が扱う製品やサービスで考えると簡単である。最初に思いつくのは「標準化の推進」のはずである。これと同じ考え方が「会議」の運営にもあてはまる。難しい考え方は必要ない。「会議」の運営をパターン化するのである。
紙面では「まずは型の習慣から」と紹介されている。アジェンダ(会議レジュメ)、ワークプラン(作業計画表)、「課題管理表」の3点セットを用意し配布する。資料の様式も標準化しておき繰り返し利用することで会議参加者が一目で理解できるようにツールの習熟度をあげる。
3点セットが増減するのはかまわない。要は標準化・定型化できるところは徹底するのである。
そしてもう一つ重要なのは準備である。会議に何も準備せずに参加しているだけでは効率アップは望めない。これも他の作業と同じ。大切なのは段取りであり、そこで成果の殆どが決定するといっても過言ではないだろう。