~事務所だより~
こんにちは。安田コンサルティングの安田です。本日は令和5年9月11日に兵庫県の神河町商工会にて「建設業の経営課題を解決に導く!!課題解決セミナー」の講師を務めた様子をお伝えいたします。
建設業の経営課題といいましても、人材不足、事業承継、販路開拓、ICT対応など様々ございますが、今回は財務面での管理能力を向上させるというテーマで実施しました。
テーマは大きく2つあります。
1.原価管理について学ぼう(原価把握と予算会計)
2.資金繰りの方法(キャッシュフロー)
管理会計では利益を増やすための収益改善策とキャッシュを増やすための資金繰り管理とキャッシュフロー会計の2つを並行して進めることが大切です。
これを安田はよくお風呂の話に置き換えて説明します。
①貯める、②サラサラに保つ の2つを大切にするわけです。
また、今回のセミナーでは考え方の解説とともにすぐに使えるエクセルシートを3つご提供させていただきました。①案件管理表(売上と受注見込含む)、②原価見積計算表、③資金繰表(実績と予定)の3つです。
これと併せて工事原価を管理できるソフトウェアも紹介。IT導入補助金などを活用して導入する検討をしてみてはと提案いたしました。
終了後は受講者の方々と質疑応答や地域の建設業界の課題などについて個別にお話しさせていただきました。皆さん、喜んでいただけて良かったです!
※セミナーで使用しました資料をご希望の方は安田までご連絡ください。PDF形式にて送信させていただきます。
~建設業ニュース~
【公共工事予定価格、市区町村過半が実勢反映せず/全建会員調査】
全国建設業協会は会員企業を対象に、公共工事品質確保促進法(公共工事品確法)運用指針を踏まえ発注手続きが適切に行われているかを調べました。最新の公共工事設計労務単価や高騰する資材など実勢価格が予定価格に適切に反映されているか確認したところ、「あまり反映していない」と答えた割合は市区町村発注工事で5割超を占めました。受注の減少や工事原価の上昇などを理由に利益が「悪い」または「悪くなってきた」企業の割合は公共発注者全体で前年度調査を上回る4割超に上りました。