元気つうしん 2024年4月号 Vol. 105

~事務所だより~

こんにちは。安田コンサルティングの安田です。本日は、当事務所で行っている行政書士業務についてご説明いたします。

安田コンサルティングでは建設業の許可申請、経営事項審査・入札参加資格申請をメインとして行っております。お客様からよく寄せられる質問に以下のものがあります。「法人を設立したいのですが・・・」、「産廃の収集運搬の許可を取りたいのですが・・・」

それぞれについてご説明いたします。

■法人の設立

法人の設立は当事務所では行っておりません。と言いますのも、法人設立は法務局への登記手続きが含まれており司法書士でなければできない業務となっております。安田は行政書士ですが司法書士ではないため法人の設立業務ができないのです。もちろん司法書士さんのご紹介は可能ですのでお気軽にお問い合わせください。

■産業廃棄物の収集運搬

産業廃棄物の収集運搬についての許可申請は可能で当事務所でもご依頼頂いております。ただし、下図の色付けしております「収集運搬業(積替え保管を含まない)」部分のみのご依頼を承っております。多くのご依頼が「いわゆる建設産廃の収集運搬をしたい」です。こちらも色付け部分に含まれますのでご安心ください。

行政書士業務は多岐にわたりますが、専門性を深めるために上記の分野に絞って業務を行っております。ご了承ください。

ご不明な点はいつでもお問い合せください。

 

~建設業ニュース~

【手形サイト、60日超を建設業法違反に】

建設工事の下請代金の支払いで用いられる約束手形について、国土交通省は支払いサイトが60日を超える長期手形の交付を建設業法に違反の恐れがある行為として取り締まり対象とする方向です。公正取引委員会が11月にも下請法で指導対象とする「割引困難な手形」のサイトの基準を「60日超」に変更すると決定しました。これを下請法の対象業種から除外されている建設工事の下請負でも踏襲し、元下間に適用する「建設業法令順守ガイドライン」に反映させる予定です。

【建設業の賃金が全産業と依然大きな開きがあることが判明】

公共工事設計労務単価が12年連続で上昇する中、建設技能者の賃金は実際にどの程度伸びているのでしょうか。国土交通省が2022年の年収額の平均値を算出したところ、非正規を除く全産業が494万円だったのに対し、建設業の「生産労働者」は417万円、建設業全体でも466万円と依然低いことが分かりました。設計労務単価の上昇率と比べると賃金の直近の伸びも緩やかであり、元下・下下取引の中で賃金原資となる労務費の確実な行き渡りが課題となります。

 

 

元気つうしん 2024年3月号 Vol. 104

~事務所だより~

こんにちは。安田コンサルティングの安田です。本日は、大津商工会議所さんにて「創業サポート研修」の講師を担当してきた様子をご紹介いたします。

私がセミナーを担当することの多いテーマは3つ。「決算書の読み方」、「補助金活用と事業計画の作成」、そして「創業」です。以前、決算書関係の研修を受講された方が「安田の話がわかりやすい」ということで今回の講師のご依頼につながりました。

今回は2時間30分という短い時間で、①経営、②財務、③人材育成、④販路開拓の4つのテーマを話すという内容。もりだくさんのトピックを凝縮させてお伝えいたしました。内容は以下の18テーマです。

  1. 事業コンセプトの明確化
  2. 創業計画書について
  3. マーケティングのポイント
  4. 3C分析
  5. マーケティングの4P
  6. 商品
  7. 広告宣伝
  8. 流通
  9. 価格
  10. 資金計画のポイント
  11. 必要資金の検討
  12. 資金調達の検討
  13. 資金計画の記入例
  14. 売上をいかに確保するか
  15. 売上計画のポイント
  16. 利益計画のポイント
  17. 採用
  18. 人材育成

2時間30分のセミナーはあっという間に終了。その後、受講者の方からたくさんのご質問をいただきました。皆さん、創業という夢の実現に向けてがんばってください!!

 

~建設業ニュース~

【国交省/一人親方本人へ初の実態調査、規制逃れ疑いを一定数確認】

国交省は一人親方の働き方の実態を把握するため、一人親方本人を聴取対象に初めて実施した調査の結果を明らかにしました。多くは自らの意志で一人親方としての働き方を選んでいると思われますが、雇用を望んでいる一人親方も6.6%おり、そのうち18.7%は「取引先から一人親方として働くよう言われている」と回答しています。

一人親方と雇用労働者を線引きする「働き方自己診断チェックリスト」の8項目に自らの現状を当てはめて回答してもらったところ、例えば「仕事の依頼を断る自由がない」は16・6%、「他社の業務に従事できない」は24・6%の回答率となり、仕事の裁量が低く雇用労働者に近い働き方をしている現状を把握しました。

元気つうしん 2024年2月号 Vol. 103

~事務所だより~

こんにちは。安田コンサルティングの安田です。最近、経営事項審査の申請手順やY評点について質問や改善の相談を受けることがありましたので、こちらでも解説いたします。経審の申請手順は大きく2つのステップに分かれます。まず経営状況分析機関にY評点の算出を依頼します。そして、その分析結果とその他の書類を揃えて都道府県に経審の申請をするのです。Y評点は決算書をもとに財務的な経営状況を点数化したものです。点数化のために負債抵抗力、収益性・効率性、財務健全性、絶対的力量の4分野、それぞれ2つずつの指標にて算出します。

負荷抵抗力

記号 経営状況分析の指標 単位 数値アップのポイント
X1 純支払利息比率 % 支払利息の減少。売上アップ。
X2 負債回転期間 ヶ月 負債の減少。売上アップ。

収益性・効率性

記号 経営状況分析の指標 単位 数値アップのポイント
X3 総資本売上総利益率 % 売上総利益の改善。総資産の縮小。
X4 売上高経常利益率 % 経常利益アップ。

財務健全性

記号 経営状況分析の指標 単位 数値アップのポイント
X5 自己資本対固定資産比率 % 純資産の増加。固定資産の縮小。
X6 自己資本比率 % 純資産の増加。総資産の縮小。

絶対的力量

記号 経営状況分析の指標 単位 数値アップのポイント
x7 営業キャッシュフロー(絶対額) 億円 利益の獲得。減価償却、引当金の計上。

売上債権、棚卸資産の減少。

x8 利益剰余金(絶対額) 億円 利益の獲得。
  • 営業キャッシュフローは以下のように計算します。
    経常利益+減価償却実施額±引当金増減額-法人税住民税及び事業税±売掛債権増減額±仕入債務増減額±棚卸資産増減額±受入金増減額

 

~建設業ニュース~

【対応できていますか?電子帳簿保存法】

2024年(令和6年)1月1日以後発生する電子取引は、必ず電子データのまま保存しなければなりません。まずは対象となる自社の電子取引について把握し、保存方法と保存先の決定、保存方法に応じた準備や社内ルールの整備・共有を進めていきましょう。電子取引に該当する例としては電子メール、クラウドサービス、HPからのダウンロード、クレジットカードやスマホアプリ決済、DVDなど記録媒体での受領がそれにあたります。国税庁の特設HP(https://www.nta.go.jp/law/joho-zeikaishaku/sonota/jirei/tokusetsu/01.htm)に詳しい解説があります。下のQRコードでも参照可能です。

元気つうしん 2024年1月号 Vol. 102

~事務所だより~

こんにちは。安田コンサルティングの安田です。本日は12月10日~23日にボランティアのためカンボジアを訪問してまいりました様子をお伝えいたします。期間中は皆さまにご不便をおかけしまして誠に申し訳ございませんでした。

1.カンボジア訪問の目的

カンボジアの農村エリアに住む貧困家庭の中学生に通学用自転車とパンク修理キットをプレゼントしています。また、中学校に自転車修理の拠点となる修理クラブを立ち上げ修理用の工具と交換用パーツを提供しています。

こうした活動を2016年から開始し、2023年までに1,300台を超える自転車が寄贈でき、38か所の自転車修理クラブが設立できました。

2.今回の訪問では

カンボジアの様々な地域を訪問し、それぞれの場所で自転車寄贈セレモニーを開きました。今年は305台の自転車を6か所に分けてプレゼントしました。また新たに3か所の自転車修理クラブを設立。並行してこれまでの35か所のクラブに対して交換用パーツを補給いたしました。

3.ご支援くださいましてありがとうございました

多くのお客様からもご支援いただきました。おかげさまでプロジェクトは無事完了し、たくさんの子どもとその家族を笑顔にすることができました。子どもたちの未来のために必要な教育を受け続けられるようにするこの活動をこれからもどうかよろしくお願いいたします。

~建設業ニュース~

【国交省:働き方改革へモデル事業、業種別の課題に対応】

国土交通省は建設業の特殊性を踏まえた働き方改革を後押しするため、建設現場の工程管理や元下間の調整に起因する課題の解決に乗り出します。専門工事の業種・工種ごとに特徴的な課題を抽出した上で、より効率的な施工を目指した取り組みを実際の個別工事で試行的に行います。時間外労働の罰則付き上限規制の適用に伴う「建設業の2024年問題」への対応策として補正予算案に盛り込みました。

 

元気つうしん 2023年12月号 Vol. 101

~事務所だより~

こんにちは。安田コンサルティングの安田です。本日は彦根商工会議所にて『小規模事業者持続化補助金申請に活用!基礎から学べる!「事業計画作成セミナー」』の講師を務めてきた様子をお伝えいたします。

こちらのセミナーの内容は以下の通りです。

事業計画書の組み立てについて
補助金、助成金についての基礎知識
採択されるための様々なノウハウとポイント
小規模事業者持続化補助金について
採択後の手続きについて

事業計画を作成する意義や目的から始まり、補助金活用の基礎知識やノウハウ、そして小規模事業者持続化補助金の内容、申請書類の書き方、採択後の流れと多岐にわたってご説明させていただきました。

補助金申請をしたことが無い方にとって計画書を書くのはなかなかハードルが高いものです。公募要領も読み込まないといけないし・・・というところで、公募要領に書いてあることをまとめて、申請様式に記載すべき事項の見出しをつけた「記載事項まとめ」も併せて資料としてお渡しいたしました。申請の際の一助となるよう願っております。

こちらのセミナー、商工会議所や商工会のスタッフ向けに行った研修を受講された方からのご依頼でした。こうして広がっていくのは本当に嬉しいことです。より満足していただける内容になるようこれからもがんばります!!

 

~事務所移転のお知らせ~

いつもご愛顧いただきまして誠にありがとうございます。
この度、2023年11月21日より下記住所へ事務所を移転致しました。
今後とも変わらぬご愛顧を賜りますようお願い申し上げます。
まずは略儀ながら書中をもちましてご挨拶申し上げます。

【新事務所住所】

〒597-0072 大阪府貝塚市畠中1-2-14 2F海側
TEL/FAX 072-437-6266 (こちらは変更ございません)

元気つうしん 2023年11月号 Vol. 100

~事務所だより~

こんにちは。安田コンサルティングの安田です。本日は中小企業大学校(中小企業基盤整備機構)の金沢キャンパスにて2日間の財務分析講座の講師を務めてきた様子をお伝えいたします。

講座の内容は以下の通りです。

  1. 研修の狙い

決算書は日々の事業活動の成果が年度での実績となって表わされるものです。決算書の見方がわかると、自社の現状把握が可能となり、これからの活動を考える指針になるため、今後の業務にも大いに役立ちます。

本研修では、決算書の基礎知識をベースに、事例演習を通じて財務分析の基本を学びます。自社の財務状況を客観的に把握・分析し、決算書を「経営を読み解くツール」として経営上の判断に役立てるためのポイントが習得できます。

  1. 構成
    • 決算書を見るポイント (財務分析)
      モデル決算書を題材に、様々な分析分野における財務指標の意味と改善方法を学びます。(決算書の基礎知識の確認、財務分析の基礎、収益性や効率性、生産性などの改善のヒント、事例を用いた財務分析の活用)
    • 業種ごとの決算書の特徴
      決算書の読み方や財務分析の知識を活用し、業種ごとに異なる決算書の特徴を読み解きます。(業種別の決算書の違いや特徴)
    • 経営の基礎知識と実際の決算書
      より実践的な分析を進めるために必要な経営についての基礎知識を学び、実在する企業の決算書を用い財務分析を行います。(基礎的な経営知識、財務分析と改善活動のポイント)
    • キャッシュフローの財務分析
      簡易的なキャッシュフロー計算書の作成方法を学び、キャッシュを管理するために有効な財務指標について学びます。(簡易キャッシュフロー計算書の作成、キャッシュフロー経営のための財務指標)

 

終了後は「決算書を読み解く理解度がとても上がった。」、「今後復習をして、会社の発展に寄与していきたい。」、「充実した2日間でした。ありがとうございました。」といった声をいただきました。

ご参加いただきました皆さん、ありがとうございました。

 

~建設業ニュース~

【建設業にとっての2024年問題。適用が半年後に・・・】

建設業にとっての2024年問題とは、猶予されていた時間外労働上限規制が適用された後、従業員に今までのような長時間労働をさせることができなくなり、労働力が不足することから業務遂行が困難になる問題を指します。2019年4月に関連法案が制定・施行されましたが建設業は5年間猶予されていました。2024年4月からは上限規制適用の対象となり、建設業でも対応が必要となります。

元気つうしん 2023年10月号 Vol. 99

~事務所だより~

こんにちは。安田コンサルティングの安田です。本日は令和5年9月11日に兵庫県の神河町商工会にて「建設業の経営課題を解決に導く!!課題解決セミナー」の講師を務めた様子をお伝えいたします。

建設業の経営課題といいましても、人材不足、事業承継、販路開拓、ICT対応など様々ございますが、今回は財務面での管理能力を向上させるというテーマで実施しました。

テーマは大きく2つあります。

1.原価管理について学ぼう(原価把握と予算会計)

2.資金繰りの方法(キャッシュフロー)

管理会計では利益を増やすための収益改善策とキャッシュを増やすための資金繰り管理とキャッシュフロー会計の2つを並行して進めることが大切です。

これを安田はよくお風呂の話に置き換えて説明します。

①貯める、②サラサラに保つ の2つを大切にするわけです。

また、今回のセミナーでは考え方の解説とともにすぐに使えるエクセルシートを3つご提供させていただきました。①案件管理表(売上と受注見込含む)、②原価見積計算表、③資金繰表(実績と予定)の3つです。

これと併せて工事原価を管理できるソフトウェアも紹介。IT導入補助金などを活用して導入する検討をしてみてはと提案いたしました。

終了後は受講者の方々と質疑応答や地域の建設業界の課題などについて個別にお話しさせていただきました。皆さん、喜んでいただけて良かったです!

※セミナーで使用しました資料をご希望の方は安田までご連絡ください。PDF形式にて送信させていただきます。

 

~建設業ニュース~

【公共工事予定価格、市区町村過半が実勢反映せず/全建会員調査】

全国建設業協会は会員企業を対象に、公共工事品質確保促進法(公共工事品確法)運用指針を踏まえ発注手続きが適切に行われているかを調べました。最新の公共工事設計労務単価や高騰する資材など実勢価格が予定価格に適切に反映されているか確認したところ、「あまり反映していない」と答えた割合は市区町村発注工事で5割超を占めました。受注の減少や工事原価の上昇などを理由に利益が「悪い」または「悪くなってきた」企業の割合は公共発注者全体で前年度調査を上回る4割超に上りました。

元気つうしん 2023年9月号 Vol. 98

~事務所だより~

こんにちは。安田コンサルティングの安田です。本日は8月21日に摂津市商工会で開催されました事業承継セミナーの様子をお伝えいたします。

セミナーの内容は以下の通りです。

  1. 統計で見る事業承継
  2. 事業承継の基礎知識
  3. うまく進めるためのポイント
  4. M&Aと「第三者承継支援総合パッケージ」
  5. 事業承継税制
  6. 事業承継・引継ぎ補助金

最初に事業承継の基本的な事柄を説明。統計データでは、近年経営者が高齢化してきていることはもちろん、高齢であるほど売上や利益が減少傾向にあること、親族内承継以外にM&Aなど選択肢が増えてきていることなどをお伝えいたしました。

その後、行政が行う様々な事業承継支援策についても説明させていただきました。事業承継のポイントはたくさんありますが、まず2つの承継があること。1つは代表権。もう1つはオーナー権。代表権は後継者候補の選定と育成(不在であれば社外からの招聘やM&A)。オーナー権は株式をどう後継者に引き渡すかという問題です。特に後者は売買・贈与・相続など様々な問題が絡んでくるため、複雑でしかも時間がかかります。そういったことを解決するために相談センターが各都道府県に設置されたり贈与や相続税の特例措置が受けられる制度が設けられたりしています。

2時間で伝えるには詰め込みすぎの感もありましたが、まずは広く浅く知ってもらいたいことをお伝えしたかったので概ね良かったのではないかと感じております。

このセミナーでは話しませんでしたが、建設業の場合は建設業許可の維持と経営事項審査での営業年数や売上高の保持などが関係してきます。承継にあたって経営管理責任者や専任技術者も併せて変更される場合もあるため注意が必要です。事業承継をご検討中で、ご不安の方はお気軽にお問い合わせ下さい。

※セミナーで使用しました資料をご希望の方は安田までご連絡ください。PDF形式にて送信させていただきます。

 

~お知らせとお礼~

【クラウドファンディングは無事に目標金額に到達しました】

7月17日から始まりましたクラウドファンディング(https://readyfor.jp/projects/cam-bi2023)は8月25日に無事目標金額の356万円に到達いたしました。こちらの「元気つうしん」を送付させていただいている方からもご協力いただきました。ご支援くださいまして本当にありがとうございました。

元気つうしん 2023年8月号 Vol. 97

~事務所だより~

こんにちは。安田コンサルティングの安田です。本日はこの時期に毎年実施していますクラウドファンディングプロジェクトについてお知らせいたします。

クラウドファンディングとはインターネットを通して行う資金調達のことで主には社会貢献活動と関連したものが多いですが中には新商品開発などビジネスと関連したプロジェクトも見られます。

安田が実施しているものはカンボジアの貧困に苦しむ子ども達に通学用自転車をプレゼントしようとするものです。2016年から活動を開始し今年で8年目となります。これまで累計で1,368台の自転車の寄贈と、37か所の自転車クラブを設立することができました。既設の自転車クラブには毎年交換部品などを補給し続けています。

7月17日からクラウドファンディングの支援会社であるREADYFORさんにてプロジェクトがスタートいたしました。今年は昨年の達成金額3,558,000円をもとに目標金額を356万円としました。どうかご協力くださいますようご検討よろしくお願いいたします。

詳しくはクラウドファンディングREADYFORホームページ(https://readyfor.jp/projects/cam-bi2023 )をご覧ください。QRコードからもご覧いただけます。

 

~建設業ニュース~

【名古屋にて、安全大会の基調講演を行ってまいりました】

6月30日に名古屋の建設会社様が開催する安全大会の基調講演を担当してきました。その際に話しました建設業界の動向の数値を簡単にご紹介いたします。

(1)就業者現状(平成9年→令和4年、単位:万人)
①建設業就業者(685→479)、技術者(41→37)、技能者(455→302)
②55歳以上 35.9%、29歳以下 11.7%

(2)働き方の現状
①出勤日数(全産業平均より12日多)
②労働時間(90時間多)

(3)働き方改革関連法
時間外労働規制を見直し(建設業は令和6年4月から適用)

元気つうしん 2023年7月号 Vol. 96

~事務所だより~

こんにちは。安田コンサルティングの安田です。本日は兵庫県福崎町にあります中小企業大学校関西校での研修の様子をお伝えいたします。

研修のタイトルは「決算書の読み方講座」です。こちらは2012年から継続させていただいている講座。今年で11年目となります。今回の6月開催に加え、7月には新潟県の三条校にて、さらに12月には大阪市でも開催予定となっています。研修の内容は以下の通りです。(研修資料からの抜粋です)

研修の目的

経営活動の成果を表した決算書を的確に読み解くことは、財務面から企業経営・業務を行っていく上で重要な第一歩です。

本研修では、決算書の仕組みや用語の意味、数字の流れなどを理解した上で、決算書から経営体質や今後の課題などを読み取るポイントについて、モデル決算書を交えて具体的に学びます。

a 決算書を読む前に

身近で比較が容易な企業の決算書を題材に、クイズやディスカッションを交え、イラストを使いながら細かい数字にとらわれず視覚的に理解を深め、決算書から企業活動を読み取れる面白さを味わいます。

b 決算書と財務の基礎

決算書を読む上で必ず理解しておきたい事項について学びます。

c 決算書を読む

具体的なモデル決算書を題材に、企業活動の背景を理解しながら、決算書を読み取ります。

d 決算書から読む企業活動のヒント

具体的なモデル決算書を題材に、実際の企業活動との連動をイメージしながら、業種や戦略による財務体質の違いや今後の課題、事業展開に関する意思決定の手がかりについて、ディスカッションを交えながら学びます。

今回はコロナが第5類に分類されたあとの最初の研修となりました。受講者の皆さんはマスク有りの方、無しの方それぞれ。ディスカッション時のパーティションも皆さん早々に机から降ろしていました。少しずつですがコロナ前の研修の姿に戻ってきています。

3日間の研修は長丁場ですが、皆さん集中して学んでおられました。しっかりインプットし、そのあとはアウトプット。それぞれの会社に帰って、学んだことをしっかりと活かして経営改善に取り組んでいってほしいものです。