元気つうしん 2015年10月号Vol.3

1事務所だより

今回は経営計画についての話をします。    先日、和歌山県の美浜町にて建設会社の経営者さんを集めて経営計画策定セミナーが開催され、私が講師役を務めてきました。経営計画というと小さな企業には何となく敷居が高いと思われがちですが、私はすべての企業に経営計画が必要だと思っています。               特に経営計画の中で必要なものが「夢」です。 夢はビジョンや目標と言い換えられますが、「5年後にこの会社があるべき姿」という理想を掲げるのです。そしてその「夢」は皆が賛同し応援したくなるようなものでなくてはなりません。  売上や利益額だけの目標を掲げている経営者をよく見かけますが、それは自分だけが嬉しい目標であって、社員にとっては「忙しくなってしんどいだけ」と感じるだけです。                   皆にとって楽しく幸せな絵が思い浮かぶ「夢」を描くことがとても重要で、これが経営者にとって本当に必要な役割なのです。経営計画を考えるうえで重視すべきなのは、「楽しさ」です。楽しい経営、楽しい会社、楽しいビジョンに楽しい方針、楽しい計画などなど・・・経営計画がうまく進まない場合の理由にこの「楽しさ」が欠落しているのです。                               皆さん「10キロ先まで走ってください」と言われたら必ず確認しますよね?「何のために走るのですか?10キロ先に何があるのですか?」と。その答えが魅力的なものであれば、「走ってもいいかな…」という気になります。「キロ」を「年後」に置き換えると見えてきませんか?10年先にどのような夢・目標を描いているかがとても大切です。

 

3 建設業ニュース              今回は建設業界ニュースをお休みしまして、とある企業を紹介します。この元気通信は大阪府内の建設会社およそ100社に発送しています。今回のように「うちも紹介してほしい!」というご要望がありましたら、是非お問い合わせください。会社案内等を元気通信に同封し、今回のように紹介記事を書かせて頂きます。

(株)ユニオン環境(泉南市)            洗浄と建築・リフォームのプロとして辻野社長をはじめ若手スタッフが元気いっぱいの会社です。「一人一人が生き生きと輝き続ける会社にしたい。人々の生活を支え、地球の環境を守る!」という熱い思いで日々邁進されています。                                                                              社名 株式会社ユニオン環境                                                                                            住所 大阪府泉南市信達市場1598-1                                                                                          TEL  072-480-6856   FAX  072-480-6857

月ごよみ10月                               ・10月1日   コ-ヒ-の日                            全日本コ-ヒ-協会が1983年に決めました。1890年の内国観業博覧会をきっかけにコ-ヒ-が広がっていきました。

・10月4日   天使の日                         トリンプ・インタ-ナショナル・ジャパンが、同社商品の「天使ブラ」を1000万枚販売したことを記念に2001年命名しました。

・10月12日   タマゴ・デ-                        アメリカ大陸を発見したコロンブスが卵をつぶして立てたというエピソ-ドがもとで定められました。

・10月20日   リサイクルの日                        日本リサイクルネットワ-ク会議と地域交流センタ-が1990年に決めました。汚れた生活排水を流さないよう浄化槽をつくることや、廃食油を回収して粉せっけんなどにリサイクルするなどの運動をしました。

・10月24日   ツ-・バイ・フォ-住宅の日                  日本ツ-バイフォ-建築協会が2x4インチの規格材にちなんで決定しました。1971年に永大産業が発売したのが業界初でした。

・10月のお天気                                    10月は秋雨前線によって天候が変わりやすいのが特徴です。行楽、旅行、スポ-ツに最適で冬に向けて健康管理に気をつけましょう。

  雑記                                              かなり過ごしやすくなってきました。雨が多いので湿気が多く不調になりやすいです。体調管理に気をつけて寒い冬に向けて過ごしてゆきたいです。2冊目の本がもうすぐ出版されます。題名 会社を良くする最高のレシピです。皆様に喜んで読んでもらえたらと思います。(S)

 

 

 

中小企業家同友会にて経営体験報告をさせていただきます

12011177_859707867440817_3137713608447328750_n少し先ですが、2016年1月20日(水)に中小企業家同友会の例会にて経営体験報告をさせていただきます。この例会は私の所属する大阪同友会かんくう支部とお隣の和歌山同友会紀北支部さんとの合同例会です。そのような貴重な機会に報告させていただけるということでとても力が入っています!!

ちなみに中小企業家同友会といいますのは、日本全国で活動する中小企業経営者の集まりです。(ホームページはこちら) 同友会理念というものがあり、自主・民主・連帯の精神で、良い経営者、良い会社、良い経営環境をつくり、地域とともに歩もうとするものです。この理念のもと同友会で活動していつも経営者として学んでいます。例会はいわゆるセミナーとは違って、会員がそれぞれの経営体験を報告します。その報告は問題提起の役割もあって、そのあとグループごとにディスカッションを行い、会員皆が気づきを得て自社に持ち帰って実践するというのが基本スタイルです。

昨日はその報告の1回目のリハーサルでした。しっかり準備を整えて臨んだのですが、例会づくりに携わる例会委員メンバーにより、様々な観点から指摘が入ります。「自分の体験なのだから好きに語っていいのでは?」と感じるかもしれませんが、前述のとおり、報告は問題提起の役割もあるので、例会全体のテーマや目的に照らし合して、もっと伝えるべきこと、逆に削るべきところ、もっと深めるべきところなどが出てくるのです。

このリハーサルは何回か繰り返されます。指摘を受けて修正していくのですが、私はこの本番に至るまでの時間をとても大切にしています。それはまさに「内観」の時間だからです。実は同友会で報告するのは次で4回目です。それぞれのタイミングで自分の置かれている状況は変化しているため報告内容にも変化があります。またすべてを通して自分の経営者としての姿勢を確立したできごとは変化しない自分の幹の部分であり毎回伝えたいことです。

ここ最近は自分の目標(ビジョン)設定とその達成にいたるトピックが自分のなかで多くを占めており、自ずと内容もそこが膨らんでいました。(ようは単なる自慢話が多かったということです。)「そこから何を学ぶのか?」という指摘に対して気づきを得ました。自分は自慢をしたいのではなく、すべての経営者に全社員がワクワクするようなビジョンを掲げてほしくて、そして全社で実践するような風土を育んでほしくて、そして全社員がその実践のなかでやりがい・誇り・幸せを感じてほしいということを伝えたいのです。

だから「どうしてそう思ったのか?そのきっかけは?」、「全社で共有するために実践していることは?」、「で、今の課題は?」などを話す必要があったのです。

自分が伝えたいことは本当は何なのか?理念に照らし合わせれば答えは見えてくるのですが、もう少ししっかりと考えていきたいと思います。

次のリハーサルまでにしっかり内観して最高の報告ができるようにしていきたいと思います!

※同友会の例会はゲスト参加歓迎です。興味がありましたら是非安田までお問い合わせください。

社内勉強会 テーマ『夢を語り、行動する』

EB180_L今日は月に2回の社内勉強会の日です。業務連絡以外にいつも何かテーマを決めて話をしています。

テーマは同友会例会の体験から引用することが多く、今回もそうでした。それは・・・

『夢を語り、行動する』 ということです。

前回の勉強会テーマは『社員従業員の夢を知る』ことだったのですが、今度は自分の夢です。

前回の勉強会から今までの約2週間で思い立ったことが2つあります。

1つは 3冊目の執筆を実現するために準備を進めること(内容はまだ秘密です・・・)

2つ目は 将来の海外進出のために近々プノンペンを訪問すること(写真はアンコール遺跡の一シーンですが、どうも遺跡訪問はかないそうもありません・・・)

今日はこの2つの目標について職員さんに説明しました。その前は英会話の先生にも説明しました。Facebookでも発信しました。「発信する」ことに大きな意味があるからです。それは・・・第一に以下の2つの効果が得られるからでしょうか。

  • 発信することで応援者、支援者がたくさんあらわれる
  • 発信することで頭が整理され、様々なアイデアがうまれる
  • 発信することで実現に向けて強いモチベーションが得られる

だからなるべくたくさんの人に説明するようにしています。そこから夢の実現がスタートするのだと信じています。

 

名古屋・大阪・福岡と3日連続建設業経営セミナーの講師を務めてきました!

12038277_856239491120988_4060364860082976923_n9月16日から18日までの3日間、名古屋、大阪、福岡と移動して建設会社向けの経営セミナー講師を務めてきました。

講演は10年後を睨んだ経営戦略の在り方についてです。詳しくは過去のブログ記事「10年後を想定した建設業の経営戦略」をご覧ください。

今回は講演の最初にこれまでとは違った話を付け加えさせていただきました。

それは支援先と経営戦略について話し合った際に感じた違和感についてです。

経営戦略は何のためにあるのか?

その問いに対して、「業績回復」や「企業の発展」のためと答えが返ってくることはいいのですが、違和感は「その先は?」について触れられないことが多いからです。業績回復は何のために必要か。それは会社の存続のためです。ならば存続さえすればいいのか?そうではなく発展しなければならない。じゃあ企業の発展とは何なのか?

私の答えは「企業の発展とは、経営理念の追及が1歩進んだこと」です。企業の存在価値は顧客、社員、地域の幸せの総和と言えます。だからその総和が1でも増えれば「企業の発展」と言えるでしょう。顧客の幸せが1増えて、そのかわり社員の幸せが1減ればそれは発展とはいいません。

「業績回復」が目的化して、本来その先に考えるべき姿が見え隠れすればいいのですが、まったく隠れたまま(あるいは存在すらしない)の状態が私が感じた違和感でした。

そんな企業の存在価値について、簡潔にまとめてセミナーの最初に話をさせていただきました。その分、伝えたいことが増えて、持ち時間はいつもギリギリいっぱいでしたが、何か1つでもヒントを持ち帰っていただけたかと感じています!

和歌山県美浜町にて建設会社向けの経営計画作成セミナーの講師を務めてきました!!

0149月6日(日)、あいにくの天気でしたが、和歌山県美浜町にて建設会社向けの経営計画作成セミナーの講師を務めてきました!!10時から17時までの長丁場。逆に雨は勉強日和と考えれば前向きになれます(^^)

受講者の皆さんと今後の5年、10年を見据えた戦略の在り方など色々と話してきました。

講演の内容は以下の通りです。

  1. 経営に必要な10個のポイント
  2. 利益と投資の好循環
  3. 経営計画作成の意義
  4. 5年後、10年後の建設業界動向
  5. 経営戦略の立案
  6. 決算書の読み方と計画立案

経営計画策定の際に重視すべきなのは、「楽しさ」です。楽しい経営、楽しい会社、楽しいビジョンに楽しい方針、楽しい計画などなど・・・経営計画がうまく進まない場合の理由にこの「楽しさ」が欠落しているのです。皆さん「10キロ先まで走ってください」と言われたら必ず確認しますよね?「何のために走るのですか?10キロ先に何があるのですか?」と。その答えが魅力的なものであれば、「走ってもいいかな・・・」という気になります。「キロ」を「年後」に置き換えると見えてきませんか?10年先にどのような夢・目標を描いているかがとても大切です。

「最高の夢(ビジョン)を皆が達成しようと一丸になっている」

そんな会社作りたいですよね!!経営者が夢を語り、そこに至る道をしめす。とても大事なことです。

建設業許認可:破産後の復権を得てない方の場合

PHM11_0215先ほど、建設業許可のことで電話問い合わせがありました。質問されるケースが多いのでこちらでも紹介しておきます。

以前会社の倒産によりご自身も自己破産されている状態の場合、新たに会社を設立して建設業の許可が取得できるかという質問です。

結論から言えば、その方一人では会社は設立できても建設業の許可の取得はできません。

  • 破産手続き開始決定を受けて復権していない方でも会社の役員(取締役など)には就任できます。だからこの方一人でも会社の設立は可能。
  • ただし、建設業許可の欠格要件には役員の中に復権していない破産者がいた場合が含まれますので、この方一人では建設業許可の取得は無理。

ということですので、別の方が役員でかつ、経営管理責任者の要件を満たしていれば、上記の方が役員ではなく一般社員として業務を行っている場合には問題がありません。

また、すでに建設業許可を取得している企業の役員が自己破産した場合は、許可が取り消しになってしまいますので注意が必要です。

以上、参考にしてください。ご不明な点はお問合せいただけましたら回答させて頂きます。

知的資産経営の支援先からパーティのお誘い

PHM01_0451さきほど、知的資産経営報告書の作成を支援させて頂いた建設会社の社長からご連絡を頂いきました。これからの5年に向けて、報告書の発表を含めたパーティを開催するとのことで、そのパーティにお招きいただきました。

その社長からは報告書の作成支援業務を通して「生きる」ことについて色々と教えて頂き、たくさんの気づきを得た人生の先輩・先生のようなお方です。そして最近は執筆にも取り組まれているようで、「安田さんを見習って・・・」と言って頂きました。以前、自分の著書をプレゼントさせて頂いたことを、そんなふうに触れて頂いて。とても嬉しいお言葉でした。

いつまでも学び、いつまでも挑戦するその姿。私の方が見習うべきことが多い人です。その社長が創業しこれまで育てられた会社の晴れ姿。パーティに参加してしっかり目に焼き付けてこようと考えています。

ご支援させて頂きました方から、このようなお誘いを頂けることにとても感謝しています。