こんにちは。株式会社パールの安田です。本日は新潟県三条市にあります中小企業大学校三条校での研修の様子をお伝えいたします。
研修のタイトルは「決算書の読み方講座」です。こちらは2012年から継続させていただいている講座。今年で10年目となります。少しずつバージョンアップしているのですがゼロから決算書のことを丁寧に説明していく講座なのです。
開催は6月2日~4日の3日間。中小企業大学校は宿泊施設付きの研修期間です。冒頭の写真は宿泊部屋から見えた夕焼け。さすが米どころ新潟。田植えを終えた水田も美しかったです。
研修の内容は以下の通りです。(研修資料からの抜粋です)
a 決算書を読む前に
身近で比較が容易な企業の決算書を題材に、クイズやディスカッションを交え、イラストを使いながら細かい数字にとらわれず視覚的に理解を深め、決算書から企業活動を読み取れる面白さを味わいます。
1) 決算書とは
2) 決算書から読み取れる企業の戦略や背景の違い
3) 財務会計分野の全体像と各分野の概要
b 決算書と財務の基礎
決算書を読む上で必ず理解しておきたい事項について学びます。
1) 決算書の必要性
2) 決算書ができるまでの流れと用語の意味
3) 利益と資金繰りの違い
4) 中小企業と大企業の決算書の違い
c 決算書を読む
具体的なモデル決算書を題材に、企業活動の背景を理解しながら、決算書を読み取ります。
1) 損益計算書を読む
2) 貸借対照表を読む
3) キャッシュフロー計算書を読む
d 決算書から読む企業活動のヒント
具体的なモデル決算書を題材に、実際の企業活動との連動をイメージしながら、業種や戦略による財務体質の違いや今後の課題、事業展開に関する意思決定の手がかりについて、ディスカッションを交えながら学びます。
1) 企業体質と採算の考え方
2) 収益力の検証と改善のヒント
3) 資金繰りの検証と改善のヒント
こちらの写真は、三条校の研修から2週間後に実施されました同じ中小企業大学校の関西校の研修中に撮影したアジサイです。
どちらの研修もコロナ対策をしっかり行いました。いつもなら3日目の最後に握手して皆さんとお別れするのですが、それももちろん今回はできず。来年の研修では握手できるようになっていることを願っています!!