社団法人日本土木工業協会が『2010 建設業ハンドブック』を刊行しました

社団法人日本土木工業協会が『2010 建設業ハンドブック』を刊行しました。

建設業の基本データ集として私も色々と活用させて頂いています。様々な切り口からの統計数値がグラフ化されており、全体を俯瞰するのにとても重宝します。

目次は以下の通りです。

1. 主要指標の推移
2. 日本経済と建設業
3. 建設市場の現状
(1) 建設投資の動向
(2) 建築需要の動向
(3) 公共工事の動向
4. 建設業の現状
(1) 建設業者の構成と企業経営
(2) 建設労働と建設コスト
(3) 建設業の国際化
5. 課題と対応
(1) 環境問題への取り組み
(2) 生産性と技術開発
(3) 大規模災害への対応
(4) PFI
6. 社会資本の整備
7. 参考

PDFで取得できますが、冊子としても申し込めば送ってもらえます。新入社員研修など建設業界の基礎的な数字をおさえる場面などでも活用できそうです。

過去のハンドブックも同じく公開されています。1999年度のものを見てみました。建設投資のグラフがちょうどピークから下がり始めた頃です。現在の投資額(40兆円ほど)まで下がるとは誰も予想していなかったのではないでしょうか。

是非ご一読下さい。

iPadやiPhoneで使えるAutoCAD

ビジネスでの活用が急速に広がっているiPadですが、シェアの高い本格CADもiPadでのビューアーを投入してきました。いよいよ建設現場でも活用の幅が広がりそうです。

詳しいレポートはケンプラッツに掲載されています。

試用版ソフトはこちらからダウンロードできます。

現場で活用できるソフトウェアは今後iPad版のビューワーの有無が選別基準の1つになるでしょう。

リフォーム業者と施主の注視しているところは何故こうも違うのか

Imag0474 日経ホームビルダーに掲載されていた記事です。リフォーム業者と施主がどこにポイントを置いているか。赤いグラフが施主。グレーがリフォーム業者です。施主が重視している順に並べられていますがグレーのグラフの形状はまったくでこぼこです。

これは重視しているかのグラフであって低順位は軽視しているという意味ではありません。

例えば、施主は品質よりも重視しているものがあります。リフォームに対する不信・不安を拭い去るために必要なことは品質ではなく打ち合わせや施工中における円滑なコミュニケーションです。それが信頼性につながるわけです。リフォーム業者側はやはり品質を重んじるわけですが、施主側からすれば品質がいいのは当然でそれよりも重視したいものがあるということでしょう。

確かな品質はあくまでベースです。その上に顧客の観点で満足を高める項目をどれだけ積み上げられるかが競争力につながります。

自社の強みを伸ばすIT活用のイ・ロ・ハ

10月に経営支援プラザUMEDAでセミナーの講師をします。

“今さら聞けない”経営の勘所 シリーズ? 【 IT 編 】
自社の強みを伸ばすIT活用のイ・ロ・ハ
~失敗事例から学ぶ効果のでるIT化のノウハウとは?~

若手経営者や後継者の皆様のための「“今さら聞けない”経営の勘所シリーズ」第3弾は、IT投資に悩む
中小企業の問題解決をテーマに開催いたします。
「このシステム導入は失敗だった・・・」
多くの中小企業で、高額な費用をかけ開発したシステムやパッケージソフトの導入に失敗しています。 売上アップや業務効率化など当初の導入目的に至らないどころか、使わず終いのソフト機能を無駄に残したり、システム計画全体が頓挫する現象が起きています。
本セミナ―では、IT導入を行ったものの、その後の中小企業が陥りやすい問題点と原因を取り上げ、どうすれば自社の競争力を高めるIT導入・運用ができるか、そのためには何から手をつけたら良いかという勘所とポイントを、具体的な 事例を題材に参加者と一緒に考えていきます。
「メリハリあるIT投資を行って自社の競争力を高める」ノウハウを、ポイント解説や事例紹介を通して吸収していただけます。IT投資の効果が期待ほど得られずお悩みの中小企業経営者におすすめです!

? 中小企業のIT投資でつまずき易い問題点と原因を取り上げます。
? メリハリあるIT化で自社の競争力を高めるポイントを解説します。
? 事例から学べる、「中小企業の強みを伸ばす」IT化のコツを解説します。
【増力化編】営業に活かす:自社経営にとって本当に必要な情報を見極めてIT化する。
【効率化編】生産管理に活かす:すべての業務をIT化してもうまくいかない、自社に適したIT化の形。
【戦略化編】管理会計に活かす:競争に勝ち残るための管理指標を決めて、全社員で使いこなす。
? 中小機構支援メニューでは「戦略的CIO育成支援事業」をご案内いたします。

プログラム
14:30  受付開始
15:00  講演「自社の強みを伸ばすIT活用のイ・ロ・ハ」
16:30  中小機構支援メニューご案内、質疑応答
17:00  IT経営個別相談会:要 事前予約
17:30  終了
開催日時 2010年10月6日(水) 15:00~17:00
会場 経営支援プラザUMEDA セミナー室(大阪市北区梅田1-1-3 大阪駅前第3ビル19階)
対象者 中小企業の経営者、または後継者
参加費・定員 無料・50名(申込先着順)

詳しくはこちらをご覧下さい。

社会インフラの維持管理にはソフトウェア的なアプローチも必要

日本も成熟社会を向かえ、建設投資の25%以上は維持修繕に向けられています。

修繕時期を向かえた社会インフラは膨大です。早急な対策が必要ですが、まずはその膨大な量の情報を整理することが先決です。住宅においても長期優良住宅には住宅履歴書(いえかるて)の整備が進んでいます。

そんななか、日本公園緑地協会が公園管理システムサイト「POSAシステム」を開設しました。(日本公園緑地協会の英語表記頭文字がPOSAです。命名にはほとんど力を入れなかったのでしょうか・・・)

維持管理情報や運営管理情報などの蓄積・閲覧・共有が可能とのこと。管理者だけでなく利用者に対しても閲覧や検索ができるとさらに面白いですね。また設備の維持・補修においては施工会社を同システム内でデータベース化することで優れた施工会社や技術のノウハウが蓄積でき効果が得られそうです。

よくわかる財務のエッセンス ~経営体質を強化する財務分析の進め方~

私が講師を勤めます研修のご案内です。

★ 1 ≪中小企業大学校 関西校≫ 研修のご案内
    『 よくわかる財務のエッセンス
           ~経営体質を強化する財務分析の進め方~ 』
      http://kansaiko.jp/course/1050.html
       (中小機構近畿支部 経営支援プラザUMEDA)

 本研修は、決算書の基礎知識と仕組みを理解したうえで、実践的な財務分析の手法を習得し、経営体質改善・強化につなげるポイントを学んでいただく講座です。また、キャッシュフロー経営の基本的な考え方にも触れ、資金繰り改善のためのポイントも学んでいただけます。財務部門に携わる中で自社の経営体質強化を図りたい方にお勧めの講座です。

【日時】 平成22年11月15日(月)、16日(火) <2日間>
        10:00~17:00(1日目)、 10:00~17:00(2日目)

【場所】 経営支援プラザUMEDA
      (大阪市北区梅田1-1-3 大阪駅前第3ビル 19階)
【概要】
 ・自社の経営体質を把握するために必要な決算書の読み方と
  注目すべき財務指標を学びます。
 ・経営体質の強化・改善に向けた実践的な財務分析手法を習得します。
 ・キャッシュフローの基本を理解し、資金繰り改善のポイントを学びます。

  ※電卓をご持参ください。
  ※カリキュラムの詳細は標記URLにてご覧いただけます。

【受講対象者】 財務部門のリーダー、管理者

【講師】 安田 勝也 氏(安田コンサルティング代表:中小企業診断士)

【定員】 30名    【参加費】 21,000円(税込)

【申込】 標記URLにてお申し込みいただけます。

【問合先】 中小機構近畿支部 経営支援プラザUMEDA
        担当: 牧田、馬島
        TEL : 06-6342-1071