左の写真は大阪城。今日はオフ日なので大阪城公園で開催中のオオサカキングに出かけてきた。ちなみに私はこうしたイベントが大好きなのだがあまり出かけるチャンスがなかった。横浜在住時期に始まったこのイベントも昨年まで行くことができなかった。
THEらいよん王さまステージSHOWをみて屋台で食べたり飲んだりして大阪パワーを強く感じた良い休日となった。
最後にチーム・マイナス6%のメンバーに加入。エコな活動といってもたいしたことはできていないが、買い物の際には買い物袋を持参してレジ袋は受け取らなくなった。次はMy箸の持参を心がけたいと思っている。
公園内に今は閉館している大阪市立博物館がある。この暑いなか歴史的にも趣き深いこの重厚な建物のなかはきっと涼しいのだろうと思われた。機会があれば中をのぞいてみたいのだが・・・
月別アーカイブ: 2007年7月
建設業の大転換時代
平成9年5月に建設産業経理研究所が設立されて10年となる。同研究所が発行する建設業経理向け雑誌『建設業の経理』2007年夏季号でその旨が紹介されていた。10年前の私といえば建設業との係わり合いも薄く中小企業診断士の資格も取っていなかった。そういった意味では大きく変動のあった10年であったがそれは建設業界にもいえる。今回の『建設業の経理』の特集は『建設業-大転換時代を迎えて』である。大きくかわる建設業、公共投資の減少などはその一角にしか過ぎない。そして大転換時代といっても建設業だけの話ではない。「自分の業界だけどうしてこんな目に・・・」と狭い視野で愚痴っていても何もはじまらない。皆が転換している今、転換していることが普通なのである。
何がかわってほしいと期待されているのか
今日は参議院議員選挙。自民党の大敗であった。どの番組を見てもだいたい同じようなことを言っている。「地域の反逆である。農業政策や公共投資政策に地域住民が怒りをあらわにしている。」とある。減少する公共投資。おそらくどこが与党になろうともこの流れに歯止めはかからないであろう。何故なら一部の建設会社、それに携わる利害関係者以外は減少する公共投資を問題視していないことが多いからである。公共投資の増加自体は望まれていないのだと考える。しかし地域には流通のための幹線道路のように社会インフラの整備が必要である。それは地域経済の活性化という目的が先行しているからである。目的ではなく手段やお金だけが先回りする政策は今後も誰も望まないのである。
今までと同じように選挙に多くの社員を手伝わせて何とか地元に工事をとがんばってきた建設会社もあると思う。そして願いが適わなかった企業が殆どであろう。また大きく転換を迫られる時期がやってきた。そろそろ閉ざされた世界から抜け出し、世間から本当に必要とされる建設会社を目指してみてはどうだろうか。
止めないこと、段取りの重要性
昨日の続き。
工業織機には緯糸を運ぶ方式の違いでエアージェット方式とウォータージェット方式にわかれるらしい。国産の主要メーカは津田駒工業や豊田自動織機がある。
この織機、ものすごいスピードで布を織る。しかし素材となる糸には品質不良があったりもともと強度が弱いものがある。糸が切れると自動で停止する仕組みとなっており、織機の横のアラームランプが光る。光ると担当者が点検しにくる。早期の復旧ももちろん大切であるが、そもそも止まらないように織機にかける前の準備作業がもっと重要であった。こうした準備作業の重要さはものづくりを行う企業共通である。段取り八分なのである。
訪問した企業は地球環境にも心を配っている。エアージェットで使う空気を圧縮する際に発生する廃熱を利用して発電し空調に利用しているとのことであった。
貴重な体験をした。この体験を少しでも活かして恩返ししたいものである。
織布会社を見学
岸和田市の異業種交流会にて市内の織布会社を見学する。泉州地域は繊維の街。しかし中国製品に押され何らかの差別化を図らなければ生き残るのが難しい状況である。今日訪れた織布会社もそうした差別化を行い経営を続けている企業。工場はIT技術との融合により自動化が進む一方で検品など人の手でなくてはならない作業はベテラン従業員が力を発揮している。織布というと手工業のイメージではあるが完全な設備産業であったところは驚いた。機械化と人が持つ技術がうまくかみ合ったという印象が強かった。
社長から教わった業界(?)話を1つ。布を織るには縦糸と横糸を交互に編む(?)わけであるが、この業界、縦と横ではなく経と緯という漢字を使うそうである。そう、地球の緯度と経度の線はちょうど織布のイメージなのである。
承継すべき技術は会社ばかりにあるのではない
建設業における技術継承というと古来からある在来工法や寺院などの建設工法などを思い浮かべる。もちろんそれ以外に土木・建築問わず継承していきたい技術は多い。国交省が技術継承への取組みについてモデル事業を公募している。その公募へ申請を出す予定なのだが事業の主体は個人事業主が多く集まる交流会である。しかしどうも応募資料を見ると個人事業主を想定していないようなのだ。担当者に問い合わせさせていただいてもそのような回答であった。結果的には申請は受け付けてくれるので問題はないのであるが、団塊世代の退職で失われる技術がある一方、零細事業主が持つ技術も相当ある。しかも伝承組織ができていないので基本的に口伝である。こうしたところに本当に守るべき技術があると思う。
FlashとSEO
今日はあるWebコンテンツ制作会社を訪れた。Flashによるコンテンツ開発が得意とのことで事例を交えながら当社のデザイン力・技術力の高さを認識した。最近、自分でもSEOに関する支援を行うことがあり、Flashを用いたコンテンツのSEO対策はどうするのかと尋ねてみたらやはりFlash単体ではSEOは難しいとのことであった。
しかしよくよく考えてみればFlashなどでデザインに優れたコンテンツを提供したいと考えるのはメーカーがブランドをアピールしたいときが多く、そうしたコンテンツの場合は顧客もブランド名で直接検索したりあるいは商品を実際に手にとって商品札などに印字されたアドレスを入力することの方が多いように思える。そういった意味ではホームページ上で直接商品販売を手がける場合以外ではSEO対策の必要性は低いのではないかと考えた。
和歌山大学前期講義が終了
和歌山大学で講義を担当していた先端ソフトウェア工学の前期分が本日完了した。試験無しの15回講義で、来週あたりから成績をつけなければならない・・・
最後の講義はフレームワークについて。Strutsと呼ばれるJava環境を用いての講義であったが学生によってJavaの利用経験が異なるので理解度も当然異なってくるものと思う。
フレームワークの活用など本当は生産性があがるはずなのに目の前の業務に追われて導入が進まないものが多い。特に技術開発部門などがない中小企業にそうした例は顕著に現れる。その一方で経営者が研究熱心な場合は10名足らずの規模でもフレームワークを活用して生産性をあげている企業も目立つ。
大学ではフレームワーク自身のことしか講義できていない。導入の際に必要な周りのことについては機会があれば伝えていきたいと考えている。
建設廃棄物の処理について
本日、建設工事における廃棄物の処理方法について相談を受けた。
まず処理責任者であるが、一部の工事を下請けに出していようともすべての廃棄物についての処理責任は原則元請事業者にあると考えてよい。
次に関連法規であるが、通常企業が出す廃棄物については産業廃棄物処理法が思い浮かぶが同法は再利用できない石綿や手を加えることにより再利用可能となる建設汚泥、特定建設資材廃棄物(コンクリート塊、アスファルト・コンクリート塊、建設発生木材)、鋼材や金属くずなどそのまま利用できるものが対象となる。さらに再利用できないものを除いては資源有効利用促進法の対象ともなり、さらに特定建設資材廃棄物は建設リサイクル法の対象となっている。建設廃棄物の処理は関連法規が多いため扱いには注意が必要である。
処理方法や関連法規についてQ&A方式で解説している書籍がある。『建設廃棄物処理とリサイクル2006』である。私も購入し一読したが図解が多く非常にわかりやすい印象であった。
簡単な見積ソフト
昨日は契約書類の雛形の紹介をした。今日は見積ソフトだ。契約書類の中に見積書の書式も入っているが、見積書はさすがに積算内容を再利用したいので見積ソフトの利用が効果的である。積算ソフトと書くと敷居が高いのであるが明細つきの見積書を作成できればよいのであれば使いやすいものがいくつかある。中でもいつも進めているのが「積算課長すずきくん」である。工種ごとに明細をあらかじめ定義できるのでミスも少なくなる効果が期待できる。是非利用を検討して欲しい。体験版も利用可能である。