2月4日に実施した創業ステップアップ講座1日目(リンクは1日目のブログ記事)に続いて18日は2日目が開催されました。内容は収支計画、資金計画それと創業プランの発表会です。
資金計画では必要な開業資金の計算。設備資金、運転資金にわけて項目を洗い出し、金額を記入し、妥当性や優先順位をつけて最終的な金額を割り出します。ここで創業したい事業内容ごとに設備が必要だったりするわけですが、その項目がスラスラ書けないようでは準備不足か経験不足。でも「書けない自分」を認識できれば前に進むことができます。
必要なお金を割り出したらあとはどう集めるかです。自前のお金で調達できればもちろんいいのですが、個人の預金額がそのまま事業資金になるかといえばそうではありません。事業が軌道にのるまでの生活費はもちろん残しておかなければなりません。
2011年度の中小企業白書にも創業時の一番の苦労は「資金調達」とあります。自己資金、ファミリー資金、制度融資などそれぞれの特徴を説明しました。
次は収支計画。売上と費用から利益をはじき出します。本来なら必要利益から売上、費用を算出するのが一番ですが、創業者向けにはやはり売上や費用から入るのが一番です。
費用は資金計画と同じで必要項目を洗い出し、金額を入れて合計します。ここでも項目が洗い出せるかがポイントです。
売上は様々な角度から検討していきます。売上=顧客数×リピート回数×客単価として、それぞれ3つの項目を改善させる方策を色々と検討・紹介しました。またそれぞれの数値に対して根拠を示すための細分化の例、表現の仕方(分析表)なども紹介しました。
前半戦の数字の話が終わったらあとは創業プラン発表です。パワーポイントで資料を用意してくださった方や、A4一枚のプレゼンシートを手書きで作成した人など様々です。一人の持ち時間は5分。あまり前にたって人前で話すことが無い人はやはり緊張してしまいますが、皆さん時間を余らすことなく大いに語っていました。少し注文をつけるなら、「伝えたいことを伝える」のではなく、聞き手に配慮して「聞きたいことを伝える」ことに注力してほしかったところ。あとは笑顔が足りない!!夢を語る人はもっと活き活きと語るべきです・・・といっても前半の数字の話で疲れていたり、やはり緊張していたりで仕方がないことかもしれません。
これから各自がそれぞれの夢に向かってもっともっと進んでいってほしいです!!
※講座の終了後、同業種(雑貨販売)での開業を予定している方が連絡先の交換などされていました。こうしたことも創業講座の魅力ですよね!