2月13日、京都商工会議所の創業塾で講師を担当しました。ここ数年、創業関係の支援や研修の講師ご依頼が多くなっており嬉しい限りです。
多くの創業予定者の夢に関わることができてうれしくもありますが身が引き締まります。そして、自分が創業した11年前を思い出し、自分も創業関係のセミナーに参加して色々な気づきをいただいたことを感謝しています。
1日目は商工会議所の方からのオリエンテーションの後、開口一番の挨拶はお約束のやり直しで皆さん元気いっぱいでスタート。創業者が負けてはならない大切な要素について最初にお伝えしました。
そして創業とは何か、創業者に必要なもの、自分の棚卸、創業計画書の作成意義について、事業コンセプト、マーケティングなど色々なことを語りました。グループディスカッションでは『「経営者は自由」ってどういうこと?』や『あなたの人生の成功って?』といったテーマで意見交換してもらい色々な人たちの価値観に触れつつお互いの交流を深めてもらいました。
伝えたかったことの一つに「反応を起こす側の人になる」ということです。「反応しない人」から「反応する人」になるためには感度を上げていけばいいです。しかしさらに「反応を起こす人」になるには変化に気が付ける人にならなければなりません。間の説明は割愛しますが、そのために必要なのが「感謝」であり「ありがとう」なのです。経営者にもっとも必要なことです。
「ありがとう」マインドがあふれる経営者がこれからどんどん増えていく。
それを想像しただけでも私は自分の理念に従ってこの仕事をしていてよかったと強く思います。
私の話しはいつも「想い」が中心で、権限や責任、そしてやりがいや人生、生き様といったキーワードが飛び交います。自分が飛び出そうとしている世界は世の中の大多数の人が体験することのできないものです。だから不安もあるしリスクもある。でも夢を叶えるためにリスクを負うことは当然です。その夢が何なのか。どういった人生を歩みたいのか。たくさん言葉に魂を込めて投げかけてきました。
終了後は懇親会。いつも思うのですが創業関係のセミナーの懇親会はとても盛り上がります。それは皆さんが自分の人生に対して前向きだからでしょうか。それぞれの考えていること、思っていることを伝えあいます。講義の中でも「語れば叶う」という安田の勝手な思い込みを押し付けたこともあって、皆さん沢山語っていました。意見を求める、助言をいただく、など相手からギブしてもらうこともありますが、語るためには頭の中を整理することにもなりますし、語っている途中で新しいアイデアが生まれることもあります。もちろん語った相手が納得して応援してくれると自分の力にもなります。
次回はマーケティングの続きから資金や収益など金銭面でのお話しも織り交ぜて創業計画をブラッシュアップしていきます。