今日は『楽天市場公式 ネットショップの教科書』の紹介です。インターネットを通じて商売されている方は多いと思いますがなかなか売上につながらないとお悩みの方は一度読まれることをおススメします。どうしてもSEOなど集客中心の話になりがちですが、この本は集客のあと買ってもらうためのノウハウが集められています。そもそも楽天の三木谷社長が監修で楽天大学による書籍ですから集客は楽天にまかせておいてその後に控える別の重要なテーマ(購買率の向上)が中心になっているわけです。
内容は楽天ならではのものもありますが、一般的なショッピングサイトでも通用するものが多くなっており「魅せるトップページの秘訣」、「買いたくなる商品ページの秘訣」など合計6つの秘訣について事例を交えた説明がなされています。一読するには数時間もあれば十分ですが、この本で重要なのは読むことではなく実践することでしょう。
ちなみに建設業などホームページから直接注文がはいることのない業種でも参考になる部分が多いです。商品力と接客力。この2つがホームページには欠かせません!
月別アーカイブ: 2008年1月
行政書士、合格できず!
行政書士試験の発表が28日(月)にありました。結果は残念ながら不合格。昨日になって郵送で点数が送られてきました。6割得点で合格でしたが結果は5割に満たない点数。まったく準備不足ですね。
反省点は勉強方法自体が悪かったかと・・・他の試験でもそうなのですが基本的に私はサブノートは作りません。参考書、問題集に書き込む形でインプットしていきます。ただ、得意分野はまだしも不得意分野だと整理ができず理解が進まないというデメリットを痛感しました。
今年11月の試験に向けて再出発です。受験機関を利用しようかと悩みましたが職業柄決まった曜日・時間の確保が難しいので昨年使った通信教育の教材をそのまま使うことにしました。
「建設業許可の申請お願いしますよ!!」と言ってくださってた工務店・専門工事業者の方々、本当にすみません。
アドプトリバープログラム
昨日(26日)はいつもご一緒している幹工務店の西出龍生氏とアドプトリバー223(堤)の認定証交付式に参加しました。アドプトリバーとは大阪府が行っている制度で一言でいえば、川をきれいにしてくれるボランティア団体や企業を府として認定し活動を応援するというもの。ちなみにアドプトリバーと同じで川ではなく道をきれいにする制度アドプトロードもあります。
貝塚市堤のそばには近木川(こぎがわ)が流れています。西出氏の話によれば昔はここでよく泳いだり川の水を飲んだりしたそうです。しかし環境省の調べで2級河川の水質ワースト1位に1990年代2回もなってしまいました。
少しでも川がきれいになって、将来こどもたちが遊ぶ姿を見れるようになれるまでがんばりたいと思います。
あと私が参加するのはもう一つの理由があります。それは地域密着型といわれる建設業において建設会社が地域に根付く活動の一つにこうした街づくり・自然づくりがあると考えています。それを肌で感じてみたい。そう思っています。
次回の活動は2月3日、少しずつですががんばっていきたいと思います。
業種別スタートアップガイドがリニューアル
中小企業基盤整備機構が運営する中小企業ビジネス支援サイト内の「業種別スタートアップガイド」がリニューアルしました。業種別に創業する際の留意点や必要費用の概算などが掲載されていて色々と参考になる部分も多いです。業種はサービス業、専門サービス業、飲食業などに分類されています。(ちなみに建設業は「その他」に含まれています。創業者が少ないからでしょうか・・・)
建設業の紹介ページでは建設業の許可が必須であるような記述がありますが軽微な工事を行うだけの場合許可は必要ではありません。もちろん、許可を取得することで社会的信用が得られることは間違いありませんが・・・
もし創業を考えられているのでしたら是非ご自身の業種でチェックしてみてください。
ゼネコン「現場破壊」!?
今にはじまったことではありませんが、経済系雑誌の建設業界特集ではいつもびっくりするようなタイトルが目立ちます。『ゼネコン「現場破壊」』、週間東洋経済の1月19日号の特集タイトルです。「破壊」とか「断末魔」とか・・・確かに建設業界にはそうしたイメージを持つ人々も多いですが建設業を応援する私にとってはちょっと誇張表現では??と感じてしまいます。
ダンピングや確認申請問題、海外からのCM会社の進出。色々な業界事情が重なってゼネコンの体力が奪われ、労働環境の悪化から事故が絶えない、経営環境も悪くなるばかり・・・という内容です。確かに事実ではありますが、業界全体がそうだと誤解されると困ってしまいます。
新しいビジネスモデルを掲げて元気・活力あふれる経営を続ける企業も沢山あります。そうした意味では今までと同じではなく何かしら行動が必要だということになりますが、特集記事にも紹介されていた長谷工や大和ハウスのいうなモデルも大いに参考になります。またそうした企業は歩みを止めないため、何もしない企業との差は開くばかりです。「そんなこと言ったって、それは大企業の話だろ?」と思っていて結構です。「うちにもできることがあるのかな?」と考える企業に置いていかれないように。
りんくうシークルにいってきました
大阪府泉佐野市、昨年12月にオープンしたシークルにいってきました。 大和ハウス工業が事業主体となったショッピングセンターである。立地はりんくうタウン駅と日夜にぎわうりんくうプレミアムアウトレットにはさまれる位置にあるため、プレミアムアウトレットに向かう人々がここを通過するようになっています。
最初訪れたときは海からの強い風が吹き荒れていたため、「どうして屋内型にしなかったのだろう・・・」と考えていたが、屋内型にするとプレミアムアウトレットに向かう人が「通り抜ける」のを疎外する可能性があるのだろう・・・と勝手な思い込みで納得した。もう少し南にくだると(車での移動となるが)イオンモールりんくう泉南があります。両方に入っているテナントを比較すると「どうも弱い。プレミアムアウトレットのついでに訪れるぐらいで、アウトレットに用の無い人はイオンの方に行くのでは・・・」と同行者の声である。
大きな観覧車が象徴的ではあるが、同じような観覧車が実は同敷地内で「りんくうパパラ」という遊園地が営業していたときにも存在した。その観覧車を壊して新しいのを作り変えたのだがあちこちで「もったいないなぁ」という声が聞こえた。「観覧車があった遊園地」は閉業したが「観覧車のあるショッピングセンター」はどうなのか、今後の動向に注目したいと思います。
りんくうITセミナーで講師を務めます
あさかわシステムズ株式会社主催で開催するりんくうITセミナーに講師として参加します。以下、案内ホームページからの抜粋です。ご参加お待ちしています。
日 時 | 平成20年2月19日(火) 13:30~17:10 (13:00 受付開始) | ||||||||||||||||||||||||||||
場 所 | りんくうゲートタワービル14F 会議室 | ||||||||||||||||||||||||||||
定 員 | 先着30名様(定員になり次第、締め切りとさせていただきます。) | ||||||||||||||||||||||||||||
参加費 | 無料 | ||||||||||||||||||||||||||||
主 催 | あさかわシステムズ株式会社 | ||||||||||||||||||||||||||||
内 容 |
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お申込み | こちらのセミナー申込書(PDF形式)をダウンロード後、プリントアウトして必要事項をご記入いただき、FAX(072-464-7773)にてお申込み下さい。 また、電話(072-464-7831)でもお申込みも受付致しております。 |
建設業分野におけるインターネットを活用した情報開示の拡充
建設業においては国土交通省を中心として様々な情報開示が行われています。
特に認知度も高く利用者が広がっているのは財団法人建設業情報管理センターが行っている経営事項審査結果の公表でしょう。社名や建設業許可番号で検索でき、経営事項審査の結果に含まれる多くの経営情報が入手できます。私もはじめてのクライアントを訪問する際には事前情報として入手して目を通すようにしています。ただここに掲載されているのは経営事項審査を受けている企業、すなわち公共工事に携わっている企業のみです。
ネガティブな情報については昨年10月に開設されたネガティブ情報等検索サイトは行政処分などの各種情報を検索することができます。建設業者の不正行為等に関する情報交換コラボレーションシステム<許可行政庁による監督処分情報>では過去に受けた指名停止などを検索することができます。
さらに今年平成20年には建設業許可や宅地建物取引業免許等の取得情報が検索できる情報サイトが開設されることになっています。掲載される内容としては?事業者名、?許可番号と許可業種、?営業所の所在地と営業業種、?工事経歴及び財務諸表等、以上の4つです。このサイトは建設業許可や宅地建物取引業免許等を取得しているすべての企業の工事経歴と財務諸表が公開されるということになります。新しい取引先の状況を調べたり、あるいは個人が住宅建築を頼む工務店を探したりする際に大きな情報源となることは間違いないでしょう。
建設業の中にあるグレーなイメージを払拭するには情報開示も重要な対策の1つです。今後、建設会社の情報が手に取るようにわかり、悪質な会社が業界から排除されるようになることを強く期待しています。
大臣認定構造計算プログラムの試行開始
改正建築基準法の施行により確認申請に大きな混乱を招いた。その原因の1つが大臣認定の構造計算プログラムの不在であった。本来このプログラムによりある程度効率化・短期化できる確認申請手続きがプログラムの不在により非効率な方法でしか取れない状態だったのである。
国土交通省は1月8日にNTTデータ製の構造計算プログラムを1月21日に仮認定すると発表した。仮認定されたプログラムはコンソーシアムにより実際の構造計算に使われ早期に不具合などを抽出したいとしている。
コンソーシアムが行う検証作業の重要性は高い。開発を急いだシステムはテスト不足のために利用者側が使い始めてから多くの不具合が発生するケースが多い。今回のシステムが与える社会への影響度を考えるとその不具合によって取り返しのつかないことが起こりうると考えられる。仮認定後の動向にも注目したい。
現場の魅力で技術者流出を防ぐ
下請工事業者の労務単価が下がらない。一部の型枠工や鉄筋工などの業種をのぞいて下がり続けている。そして労働条件の悪化は技術者の流出につながる。そうして多くの専門工事業者で技術者不足が深刻になり、そうした業者の体制弱化が元請業者の施工能力を低下させる・・・低下した施工能力を隠すようにダンピング(安値受注)を繰り返し、その皺寄せを下請工事業者に転嫁する・・・悪循環は止まらない。
こうしたなか現場の魅力を創出し、金銭的な満足よりも高い位置での満足感を与え技術者の流出を防いでいる企業がある。特に若手の作業者は金銭的な欲求よりも自分を高めたい、満足のいく仕事がしたいという自己実現的な欲求の方が高いという特性をうまく活かしている方法である。当面の工事獲得に躍起になって現場を振り返らない経営者は一度現場の作業員に尋ねて欲しい。「お前、10年後どうなっていたい?俺は会社を○○○○といった具合にしたいと考えてるんやけど・・・」。
「夢や目標など・・・と言ってる場合じゃない!」という経営者に一言。労働条件がなかなか改善できない今、従業員にしてやれることと言えば夢を語ることぐらいではないだろうか?
熟練者から新米までそれぞれおかれた環境は異なる。現場作業が終わって簡単な打ち上げがあるのなら、そのときにそうした話題が自然に出るように心がけたい。