京都商工会議所の創業塾が始まりました!

20160630175214今年度も京都商工会議所の創業塾が始まりました。昨年度は2月でしたが今回は6月スタート。なので年度は変わっても実質4カ月しか経過していません。

全5回シリーズの1回目は以下のようなカリキュラムでした。

  1. 創業を考える
  2. 経営者に必要なもの
  3. 自分の強みを生かす
  4. 創業の動機を考える
  5. 起業に向けたアクションリスト
  6. 創業計画書について
  7. 創業計画書の中身
  8. 強みと機会を活かした経営戦略
  9. 3C分析
  10. 事業コンセプトの明確化

これら10項目を朝10時から夕方5時までみっちりと。座学だったりグループで話し合ったりワーキングの時間があったりと。

懇親会では私自身も一人の事業者として、創業の動機や追求したい理念のことも話させていただきました。たくさんのことを語り、色々な方々の夢の話を聴いたりと、とっても充実した1日を過ごさせて頂きました。

あと4回。皆さんの夢の実現のために元気いっぱいで参ります!!

経営理念と商売人の魂と

004今日は事務所の話です。安田コンサルティングの事務所には経営理念が掲げられていますが、その横に、木製のオブジェを取り付けました。コンサルタントの事務所に似つかわしくないのですが、とっても大事なものなので。

私の両親は昭和30年代に集団就職で大阪にやってきました。将来自分の店を持つことを夢見て住み込みの喫茶店で働きます。そこで出会い結婚したわけです。そして二人で懸命に働き、次第に店長を任され、さらには自分の店を持つようになりました。私の一番古い記憶はそのお店の記憶であり、物心ついたころから私は「喫茶店の息子」でした。だから私には商売人の血が流れています。

色々ありましたが神戸の震災で店が継続不可になるまで喫茶店を続けていました。今回取り付けたオブジェはその神戸のお店で飾っていたものです。店がダメになったときに私の母親が持ち帰ったもので、その後何年も実家の押入れ奥深くに保管されていました。それがあるときの荷物整理のときに出てきて、「どうせならどっかに飾ったら?」という話になり私の事務所に白羽の矢が立ったわけです。

だからこのオブジェは私の体を流れる商売人の血を思い起こさせる大切なものなんです。

002取り付ける場所は悩みましたが、結果的に経営理念の額の横で良かったと思っています。取り付けはこの事務所の内装でいつもお世話になっている下中装飾の下中さんです。大切なものだからと固定の際の穴あけは最小限で目立たないところにご配慮いただきました。さすがプロのお仕事です。

今日からこの「商売人の血」、「商売人の魂」を見ながら仕事します。事務所にお越しのときは「これかぁ~」と是非ご覧ください!

下中さん、併せて自転車プロジェクトへのご協力ありがとうございました!!

 

中小企業大学校にて「決算書の読み方・活かし方」の講師を務めて参りました!

13423858_996503127094623_1726743462617526701_n6月14日から16日までの3日間、中小企業大学校関西校にて「決算書の読み方・活かし方」の講師を務めて参りました。

この研修の狙いは『数字から企業の実態を大局的に捉える決算書の読み方を豊富な事例を交えて学び、自社の特徴や実態に照らし合わせながら、問題点を抽出し、解決策へと導くポイントを実践的に学びます。』となっており、決算書の読み方を最初の基本的なことから学び、財務分析の方法を習得し、自社の決算書の分析をしてみるというものです。

カリキュラムは以下のような内容です。

6月14日(火曜) 経営管理に活かす決算書の知識
財務諸表の種類・内容と各科目の読み方、基本的な財務分析の手法について学びます。

  • 企業会計の種類と考え方
  • 決算書の種類・内容
  • 財務分析の基本(比率分析・損益分岐点分析)
6月15日(水曜) 決算書の「読み方」の実践(演習)
モデルケースから決算書の数字の流れ、経営改善のポイントを学びます。

  • 経営指標から予測・判断できること
  • 改善策検討のポイント
6月16日(木曜) 経営改善への活かし方
自社の決算書分析から、実際に抱える経営上の問題点と、その原因・課題を考察します。

  • 自社の決算書を読む(演習)
  • 問題点の抽出と改善策の検討

この研修の講師は2012年から任せて頂いており、今回は5回目となります。私にとっても1年を通した仕事の中でこの研修はとても重要な位置を占めているものです。

今回は拙著「ゼロからの戦略的経理マン養成講座」を副教材として採用していただきました。書籍内と数値を併せるなど配慮することで、あとで復習しやすくなるよう工夫しております。

この研修で受講者の皆さんが決算書の読み方・活かし方を習得し、企業の業績が改善していく中で皆さん自身が仕事にやりがいや誇りを感じ、幸せになっていってほしいと強く願っています。

「経営戦略に活かす管理会計の極意と収益改善スパイラル」

002今日は東京にて講演でした。タイトルは「経営戦略に活かす管理会計の極意と収益改善スパイラル」です。建設業向けに以下の3つの内容をお話しさせて頂きました。

1.ビジョンと戦略マップ

会社経営とはビジョンの立案と達成への取り組みの繰り返しと言えます。だからこそ企業のあるべき姿を表すビジョンが全社員にとって魅力的であり、その達成のために必要な戦略が正しいものである必要があります。講演の最初はビジョンと戦略についてです。特に戦略については戦略マップを使って正しい戦略を導く方法も紹介します。

2.収益改善スパイラル

ビジョンに向けた取り組みすべてにおいて投資資金が必要です。その原資となるものはもちろん工事から得られる利益です。利益を再投資し強みを伸ばし付加価値を高めていく収益改善スパイラルについて説明し、管理会計をいかに活用するか解説していきます。

3.財務分析概要

講演の最後は財務分析の進め方について解説します。多くの会計システムで財務分析指標の数値が参照できるようになっていますが、どのように分析を進めていけばいいかわからない方が多いようです。財務分析を経営に活かすために初歩的なことから改善策の立案までを説明します。

このセミナーはあさかわシステムズ株式会社さんの主催。あさかわシステムズさんが開発された基幹システムを使って管理会計をどのように進めていくかも併せて説明させて頂きました。

建設会社の皆さんに何等か経営のヒントをご提供できていれば幸いです。このセミナー、このあと名古屋、大阪、福岡にて開催予定です。詳しくはあさかわシステムズさんのホームページをご覧ください。

経営戦略に活かす管理会計の極意と収益改善スパイラル

20160607225159先日、茨城県水戸市にて建設業向けの経営セミナーが開催され、第1部の講演を担当してきました。

講演タイトルは『経営戦略に活かす管理会計の極意と収益改善スパイラル』です。

内容は概ね以下の3つです。(セミナー案内文からの抜粋です。)

  1. ビジョンと戦略マップ
    会社経営とはビジョンの立案と達成への取り組みの繰り返しと言えます。だからこそ企業のあるべき姿を表すビジョンが全社員にとって魅力的であり、その達成のために必要な戦略が正しいものである必要があります。講演の最初はビジョンと戦略についてです。特に戦略については戦略マップを使って正しい戦略を導く方法も紹介します。
  2. 収益改善スパイラル
    ビジョンに向けた取り組みすべてにおいて投資資金が必要です。その原資となるものはもちろん工事から得られる利益です。利益を再投資し強みを伸ばし付加価値を高めていく収益改善スパイラルについて説明し、管理会計をいかに活用するか解説していきます。
  3. 財務分析概要
    講演の最後は財務分析の進め方について解説します。多くの会計システムで財務分析指標の数値が参照できるようになっていますが、どのように分析を進めていけばいいかわからない方が多いようです。財務分析を経営に活かすために初歩的なことから改善策の立案までを説明します。

セミナーの目的はビジョン達成のための原資となるキャッシュを確保するためにいかに管理会計を導入し、会計システムを使いこなすか伝えることにあります。80分という短い時間の中、内容盛りだくさんでお伝えしてきました。

「これと同じ内容を社内研修でも行うことができますか?」といった嬉しい評価も頂きました!よりよい講演、研修を目指してこれからもがんばります!!