得るものが多い1年でした。それを糧に来年は飛躍の年にします。

大晦日となりました。多くの方々に支えられ今年もこの日を迎えることができました。

Sf112_l 2011年は1月に経営理念の成文化に挑み、それを皮切りに多くのことを得ることができました。10月には経営革新計画の認定を受けることができました。

創業からこれまでどちらかといえば受動的な事業形態であったため外部環境に左右されやすい不安定な経営をしてきました。それは必要なときに必要な形に姿を変える流動的なスタイルとして良い面も多いのですが、5年、10年先のビジョンを見据えた経営を行うにあたっては望ましくなく、また計画も立てづらいデメリットもあります。未来に対して大きな責任を担う経営者の一人として、形ある、そして能動的な経営スタイルへの変革に目覚めた1年でした。前述の経営革新計画もそうですが、これからは理念、方針、計画に基づいた経営に注力していきたいと考えています。

2012年はその気付きを糧とし、5年後ビジョンに邁進する飛躍の年にしたいと考えています。ビジョンに向けて今からやるべきことが山積みです。しかし「山積み」に気付いているということはビジョンへの道筋が見えているということ。うれしい悲鳴をあげながら、2012年も慌ただしく動き回ろうと思います。

経営理念のもと、一人でも多くの経営者を元気にし、そして今よりも明るい未来像を追い求めてがんばります。

皆様、2012年もどうか、お引き立て宜しくお願い申し上げます。

1 日でわかる!創業の基礎!!

堺商工会議所で開催される創業セミナーに講師として登場します。以下案内です。

Canvas 「創業をいますぐしたい」また、「将来創業したいが、具体的に何をどうすればいいか分からない」というご相談が多く寄せられています。そこで、創業前にぜひとも知っておくべき「創業の心構え」や「事業計画の作成方法」、「公的融資制度の活用」「開業に伴う手続き」「ツイッターやフェイスブックなどの有効な活用方法」などを、1 日で分かりやすく解説します。
将来の創業を目指しておられたり、夢を描いておられる方は『創業に必要なことを知る! 』ために、また創業準備中の方は『準備状況を再確認! 』するために、当セミナーをご活用ください。

日時 平成24 年2月25 日(土)
  午前10 時~午後5 時※正午~午後1 時まで休憩

会場 堺商工会議所 2階大会議室
 (堺市北区長曽根町130 番地23)
 地下鉄御堂筋線「なかもず」駅、徒歩5分
 南海高野線「中百舌鳥」駅下車、徒歩5分

【カリキュラム】
?創業の心構え
 ⇒創業を考える
 ⇒創業パターンの分類
?創業のアイデア創出
 ⇒好きなことを事業にかえる
 ⇒アイデアを磨く
?創業計画書の作成
 ⇒事業コンセプトや売る仕組みを考える
 ⇒収支計画と資金計画
?公的な融資の種類とは
 ⇒?日本政策金融公庫について
 ⇒制度融資について
?開業の手続き
 ⇒開業届の提出方法
 ⇒許認可の申請・更新手続き
?IT 活用の有効な手段
 ⇒インターネットでの販路開拓
 ⇒ツイッター、フェイスブックの有効活用

詳しい案内はこちらです。

新たな事業展開を支援するPFI・CMの現状と可能性!~建設産業経営戦略セミナー~

近畿地方整備局と財団法人建設業振興基金の主催で『新たな事業展開を支援するPFI・CMの現状と可能性!~建設産業経営戦略セミナー~』が開催されます。

● 日時: 平成24年1月26日(木) 13:30~17:00
● 場所: ドーンセンター7階ホール(大阪市中央区大手前1-3-49)
● 対象: 建設企業・地方公共団体等職員
● 定員: 500名(先着順)
● 参加費: 無料

実は行きたかったのですが、午前中和歌山大学で講義をしている曜日なので断念です。行きたかった理由は建設会社の生き残りのためのキーワードとしてCMが重要な位置を占めるからです。CMは新しい概念ではありませんが、アメリカなどでは当たり前になっている建設現場管理の手法です。日本でゼネコンを中心に行われている一括請負とは大きく異なります。

一括請負は重下請構造や多くの工種が混在する建設現場において、発注者側からみた発注業務が単純化されるメリットがありますが、ブラックボックスとなって原価構造や体性、あるいは責任分界点などが不明確になるデメリットがあります。材工一括発注も行われるため原価構造はさらにわかりにくいものとなります。

一方CM方式は設計事務所や建設会社が現場管理のみを請け負い、各専門工事業者との契約は発注者がそれぞれ行い進めていく方式です。もちろんCMを行う企業はそうした工事業者と発注者との間をとりもつ専門家としての役割も担います。

CM方式は建設会社にとって価格競争力や現場管理能力が身につくだけでなく、新市場への展開も一括請負と比べてやりやすくなります。もちろん海外展開も視野に入れることが可能になってきます。

企業によってはCM方式の採用により、一括請負の企業との差別化を図り、顧客に対して優位性をPRしているところもあります。

今後どんどんCM方式が広まっていってほしいものです。

和歌山大学 講義録7

和歌山大学での11月24日の講義録です。

経営情報システム

Dp003_l 今回は顧客管理システムです。顧客台帳を整備してリピータ顧客を開拓していこうという営業・マーケティング活動で使うシステムです。そうしたこともあって、講義の前半はマーケティングの話から。「マーケティングってなに?」から始まり、市場分割やAIDMAの話など盛りだくさん。本当はこれだけで講義したいぐらいなのですが、ここはぐっと我慢です。顧客管理システムでは顧客台帳をベースとして宛名シールや会員証印刷など効率面に寄与する基本機能からRFM分析に代表されるターゲット顧客の絞り込みの機能もついてきます。あとは保守サポート面での顧客台帳、履歴管理の大切さなども説明しました。

ソフトウェア工学演習

前回までアクティビティ図の記述でしたが、今回からはデータフローダイアグラムです。データの吸収源泉、データストア、処理、データフローの4要素で記載していきますが、初めての人はなかなか難しいようです。ポイントは「データ」のフローであって「処理」のフローではないことです。処理を書いていくと、処理の順番を表現したくなります。でもそれはアクティビティ図で表現済み。ここはその気持ちをぐっと我慢して処理の順番を表現しないようにすることでうまくいきます。・・・といった内容でした。

無料券というツール

390226_211081212303489_100002048346 安田コンサルティングでは相談無料券を発行して、お客様にご利用いただいています。

この無料券、支援先の建設会社でもよく提案いたします。「障子張替え無料券」、「畳表替え1枚限り無料券」、などなど。

利用目的は、いくつかあります。

  1. 自社の認知度・信頼向上
  2. 顧客訪問機会の獲得
  3. 顧客ニーズの吸い上げ

などなど。

そして無料券を使ってもらう上で大切なこともいくつかあります。

  1. 売り込みをしない
  2. 無料だからといって手を抜かない
  3. 顧客本位になってサービスを提供する

信頼を得るためにやるのですから当たり前ですよね。

無料券の作成も名刺用のプリンタ用紙を買ってくれば簡単に自作できます。様々なバリエーションや効果計測の仕組みを盛り込むなど改善をどんどんすべきツールなので、自作をおススメします。

皆さんも是非「無料券」作成しませんか??