2つの安全大会にて講演して参りました!!

こんにちは。安田コンサルティングの安田です。本日は安全大会で行いました講演についてご紹介させていただきます。

6月は安全大会のシーズン。多くの建設会社にて協力会社を集めて安全大会が行われます。内容はもちろん現場の事故防止について。現場で働く人たちの安全を守るため、様々な事例、対策などを学び共有することはとても重要です。

そうした安全大会の基調講演として2つの企業様からお招きいただきました。

19247945_1338419102903022_4250516605858480802_n一社目は株式会社不動テトラ様の安全大会。大阪淀屋橋駅直結の朝日生命館にて開催されました。講演のテーマは『建設業界の 勝ち組企業が心がける10個のポイント』です。

安全大会と勝ち組企業・・・内容がミスマッチのようですが実はそうではありません。冒頭で参加者の皆さんに「勝ち組企業とは何でしょうか?」と投げかけました。安田の答えは『お客さまからたくさんの「ありがとう」を集めまくって、社員がそれで仕事のやりがいを感じまくっている企業』です。(丁寧な言葉でなくてすみません。)

そのような企業になるためには・・・ということで10個のポイントを伝えてきたわけです。そこで重要なのは「社員のモチベーション」です。「安全」は欲求段階の2段目。安全を守ることは大変だけれども、その安全の上にたって様々な高度欲求を満たしていき社員はやる気を出し、仕事に誇りを感じていくのだと伝えて参りました。

19275321_1346296998781899_7881517501103899607_n2社目は大林道路株式会社様です。新大阪のメルパルクホールで行われました。

こちらの講演のテーマは『ビジョンと戦略による社員のモチベーション向上』です。私は前述の「勝ち組企業」となるためには「誰もが納得・共有できる素晴らしいビジョン」をいかに掲げるかが重要なポイントと考えています。ビジョン=目標と捉えてしまうと売上や利益目標が中心になってしまいます。ビジョン=企業の理想像と考えます。そして企業とは「社員を中心とした人の集まり」ですからそうした人たちの理想像であるべきなのです。誰もが活躍する理想の企業像を掲げて下さいと熱く語ってまいりました。

安全大会での講演は私の経営理念に従いとても大事な仕事の場となっています。多くの企業、多くの方々にメッセージを伝えられるからです。こうした機会を与えて下さった関係者の方々にとても感謝しています。

元気つうしん 2017年7月号 Vol.24

 

無題 ~事務所だより~

こんにちは。安田コンサルティングの安田です。今日は6月6日からの3日間、中小企業大学校関西校にて『決算書の読み方・活かし方』の研修講師をさせていただいた話をご紹介いたします。こちらの研修ですが初めて講師をさせていただいたのが・・・と、過去のメールを辿ってみると平成23年。今年で7回目となります。長く継続させて頂いていること、とても感謝しています。講義の内容を毎年ブラッシュアップして受講者の満足度を高めていく積み重ねがとても大事です。

さて、講義の内容ですが3日間それぞれ9時30分~17時30分(休憩1時間)の長丁場です。損益計算書や貸借対照表の本当の基本的な事柄を「管理会計の視点」を大事にしながら解説していくことからスタートです。もちろん簿記の知識ゼロが前提ですので借方貸方なんて言葉は一切使いません。税務上大切なことでも管理会計の上でそうでなければ説明せず、逆に決算書の紙面に表れてこない裏事情についても重要であればお伝えします。

まずは損益計算書から。「売上高の意味は・・・・」なんて説明は不要ですからずばり「経理マンとして売上高を上げるための方策の考え方」についてお伝えしてきました。売上原価は・・・残念ながら棚卸資産(在庫)の評価によって大きくも小さくもできてしまうこの項目。棚卸をしっかりやっていない企業は「ここの数字はうそっぱち」だと判断していいと説明。でももちろん「申告しなおしてね」なんて言いません。税務上どうかなんて今回の研修テーマではないからです。「うそっぱちの原価で原価率なんて計算しても判断を誤るだけ。だから決算書の数字がどうこうではなくて、皆さんは実態を把握すべきです。」といった具合です。次は貸借対照表。        ぜい肉3兄弟の売上債権、棚卸資産、固定資産。ここのシェイプアップが効率性でもキャッシュフローの意味でも効果的であること。でも「じゃあ、在庫削減だ!」ではなく、自社の戦略が「他社より豊富な品ぞろえ!」だったら「そこは目をつむる」ことが大切です。売上債権を減らす方法も色々と語ってきました。負債の方は「短期借入金はね・・・実はね・・・」というお話も。自社に帰って決算書の内訳明細を見て、もし社長の名前が入っていたら、いつもより気持ちを込めて「お疲れ様です」と声を掛けてあげて下さいと伝えて参りました。他にも決算書を理解する要諦について色々と。

そして次は「決算書を読む」ことについて。「過去の記録なんだから決算書なんて分析してもしょうがない・・・」というのは全くの誤解で、「決算書を読む」とは「過去から未来を知ること」であって、経理とは経営と同じ「経」の字が使われていることから「世代を超えて繋いでいくもの」という意味が合って「理」は「整える」です。だから過去を整えるという簿記の観点はもちろん、未来を整えるという経営者を戦略的にサポートする役割があることを忘れないでほしいと語ってきました。そして数字を使わない財務分析の入り口。定番の財務指標の意味と分析の手順なども。

2日目は付加価値の意味をパン屋さんを事例にして説明したり、3つの事例をグループでディスカッションしてもらいました。研修で集まったメンバーは偶然ですが一期一会。しっかりと交流してもらいたいという気持ちもこめてディスカッションの時間をなるべく多くとりました。

最後の3日目は自社の決算書を使った分析と提案。A4サイズ1枚の改善提案書を作ってくださいと課題を出して1日がんばってもらいました。途中に質問を受けたり経営相談を受けたりと、演習時間ももちろん見ているだけというわけにはいかないのです。でもこのときに出てくる相談は結構深刻だったりして、相談を受ける方も気合いが入ります。

そして最後の終了間際。「利益が必要な訳」と「教育は何のため」という話をしました。利益が必要なのはみんなが幸せになるため

そして    教育は・・・会社の発展のため・・・ウソです。それは2番目です。教育は自らが人生を楽しむためにあります。その次が会社の発展。そんな話をして締めくくりました。

中小企業大学校関西校では様々な研修が実施されています。詳しくはホームページ(http://www.smrj.go.jp/inst/kansai/)をご覧ください。

また「決算書の読み方・活かし方」は拙著「ゼロからの戦略的経理マン養成講座」でも詳しい解説をしております。ご希望の方がございましたらプレゼントさせて頂きますので安田までご連絡ください。

裏

~雑記~

先日、今さらながら人生で初めて手漕ぎボートに乗りました。今までボートと言えば白鳥型のスワンボートしか乗ったことがなく、一度乗ってみたいと思っていました。実際乗ってみると、バランスをとるのが難しく、思った以上に水面に近くて落ちそうで怖い。オールで漕ぐと、下手なのもあって水しぶきがかかる。でも、足で漕ぐスワンボートより、手で漕ぐボートの方が自力で進んでいる感覚があり面白かったです。(Y)

 

~月ごよみ~

7月2日 たわしの日
 1915年、西尾正左衛門が「亀の子たわし」の特許を取得しました。
7月3日 通天閣開業記念日
 浪速のシンボル通天閣が1912年に開業しました。戦争中に鉄材供給で解体さ れ、現在の通天閣は戦後再建されたもので、高さ103mです。
7月9日 ジェットコースター記念日
 1955年に日本で初めて東京・後楽園遊園地にジェットコースターが登場しました。全長1500m、最高時速55kmでした。
7月13日 日本標準時制定記念日
 1886年、兵庫県明石市を通る東経135度の子午線を日本標準時と定め、全国の時間統一が決定、勅令が布告されました。実施は1888年1月1日からです。
7月20日 ハンバーガーの日
 世界最大のハンバーガーチェーン・マクドナルドの日本上陸第1号店が、1971年に東京・銀座の三越一階にオープンしました。世界で1800店目となり、初日に1万人の客がつめかけました。当時ハンバーガーは1個80円でした。
7月26日 ユーレイの日
 日本の代表的な怪談「東海道四谷怪談」が1825年、江戸・中村座で初演されました。

 

 

 

中小企業大学校関西校にて『決算書の読み方・活かし方』の研修講師を務めて参りました!

18952988_1328487647229501_4799792173285863144_nこんにちは。安田コンサルティングの安田です。今日は昨日までの3日間、中小企業大学校関西校にて『決算書の読み方・活かし方』の研修講師をさせていただいた話をご紹介いたします。

こちらの研修ですが初めて講師をさせていただいたのが・・・と、過去のメールを辿ってみると平成23年。今年で7回目となります。長く継続させて頂いていること、とても感謝しています。講義の内容を毎年ブラッシュアップして受講者の満足度を高めていく積み重ねがとても大事です。

さて、講義の内容ですが3日間それぞれ9時30分~17時30分(休憩1時間)の長丁場です。損益計算書や貸借対照表の本当の基本的な事柄を「管理会計の視点」を大事にしながら解説していくことからスタートです。もちろん簿記の知識ゼロが前提ですので借方貸方なんて言葉は一切使いません。税務上大切なことでも管理会計の上でそうでなければ説明せず、逆に決算書の紙面に表れてこない裏事情についても重要であればお伝えします。

まずは損益計算書から。

「売上高の意味は・・・・」なんて説明は不要ですからずばり「経理マンとして売上高を上げるための方策の考え方」についてお伝えしてきました。

売上原価は・・・残念ながら棚卸資産(在庫)の評価によって大きくも小さくもできてしまうこの項目。棚卸をしっかりやっていない企業は「ここの数字はうそっぱち」だと判断していいと説明。でももちろん「申告しなおしてね」なんて言いません。税務上どうかなんて今回の研修テーマじゃあないからです。「うそっぱちの原価で原価率なんて計算しても判断を誤るだけ。だから決算書の数字がどうこうではなくて、皆さんは実態を把握すべきです。」と。

といった具合です。次は貸借対照表。

ぜい肉3兄弟の売上債権、棚卸資産、固定資産。ここのシェイプアップが効率性でもキャッシュフローの意味でも効果的であること。でも「じゃあ、在庫削減だ!」ではなく、自社の戦略が「他社より豊富な品ぞろえ!」だったら「そこは目をつむる」ことが大切です。売上債権を減らす方法も色々と語ってきました。

負債の方は「短期借入金はね・・・実はね・・・」というお話も。自社に帰って決算書の内訳明細を見て、もし社長の名前が入ってたら、いつもより気持ちを込めて「お疲れ様です」と声を掛けてあげて下さいと伝えて参りました。

他にも決算書を理解する要諦について色々と。

そして次は「決算書を読む」ことについて。「過去の記録なんだから決算書なんて分析してもしょうがない・・・」というのは全くの誤解で、「決算書を読む」とは「過去から未来を知ること」であって、経理とは経営と同じ「経」の字が使われていることから「世代を超えて繋いでいくもの」という意味が合って「理」は「整える」です。だから過去を整えるという簿記の観点はもちろん、未来を整えるという経営者を戦略的にサポートする役割があることを忘れないでほしいと語ってきました。

そして数字を使わない財務分析の入り口。定番の財務指標の意味と分析の手順なども。

2日目は付加価値の意味をパン屋さんを事例にして説明したり、3つの事例をグループでディスカッションしてもらいました。研修で集まったメンバーは偶然ですけど一期一会。しっかりと交流してもらいたいという気持ちもこめてディスカッションの時間をなるべく多くとりました。

最後の3日目は自社の決算書を使った分析と提案。A4サイズ1枚の改善提案書を作ってくださいと課題を出して1日がんばってもらいました。途中間に質問を受けたり経営相談を受けたりと、演習時間ももちろん見ているだけってわけにはいかないのです。でもこのときに出てくる相談は結構深刻だったりして、相談を受ける方も気合いが入ります。

そして最後の終了間際。「利益が必要な訳」と「教育は何のため」という話をしました。

利益が必要なのはみんなが幸せになるため

そして

教育は・・・会社の発展のため・・・ウソです。それは2番目です。教育は自らが人生を楽しむためにあります。その次が会社の発展。

そんな話をして締めくくりました。

元気つうしん 2017年6月号 Vol.23

6月表

 

~事務所だより~

4月の話ですが、支援先企業である(株)ユニオン環境さんの1泊2日の合宿に参加してきました。合宿の目的は来期の経営計画策定にあたってのビジョンの立案と戦略の検討です。

1泊2日の合宿形式でこのような検討を行うのは初めてなので辻野社長にとっても1つのチャレンジでした。まず安田の方から経営計画についてのレクチャーをさせていただきました。その後、辻野社長より今年度の振り返りを行い、社員の皆さんにも付箋紙を用いて振り返りや次年度やりたいことなどを出してもらいました。そのような意見交換の中、浮き出てきた1つのキーワードがあります。それは辻野社長がずっと悩んできたもの。また、辻野社長がずっとこの会社、このメンバーで培っていきたかったものでした。課題が明確になったので、改めてこの合宿の意義や目的がはっきりしました。

まずはビジョンの確認。この企業には明確なビジョンがあります。2年前に策定した2020年ビジョン。その達成に向けて好ましいある条件が付けくわえられました。

それでは、その好ましい条件をクリアするにはどうしたらいいのか。皆で、付箋に書いたり、グループ分けをしたり、アイデアを出したり・・・で出てきたのが2つの戦略です。この戦略にのっとって好ましい条件(好ましい状態)ができれば、ビジョン達成に向けて一丸となって進んでいけると皆で確認し合いました。ビジョン、その達成のための戦略、戦略の中で特に重要な成功要因。ここまで1泊2日の研修で明確にできました。

あとは辻野社長と私の仕事。これから重要成功要因に期限や担当をつけて計画に落とし込みながら、数値計画とのリンクを図っていきます。

終了後、辻野社長からお礼のメッセージを頂きました。お力になれたようで本当に嬉しいです。この企業が経営理念の追求、ビジョンの達成のなかで皆が幸せになっていくことに関われることに幸せを感じますし、この仕事に誇りを持っています。

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  ※この記事は(株)ユニオン環境殿の許可を頂いた上で作成しております。

 

~雑記~

54 先日、徳永有生さんのクロマチィックハーモニカ演奏を聞く機会があり、生で聞いたのが初めてで、凄~く感動しました。16個の穴とレバーの操作で、ちっちゃいのに  4オクターブ+2音、ピアノの鍵盤の音すべてが出せます。ハーモニカで、こんなにしっとり、やわらかく、透き通った音色、またコントロール次第で派手でファンキーな音色まで豊かで幅広い音色に衝撃的でした。機会がありましたら皆様も是非ぜひ聴いてみて下さい。(T)

 

6月裏~建設業ニュース~

【経審改正 地域貢献の加点幅拡大】

国交省が検討している経営事項審査改正の大枠が明らかになりました。

「生産性向上」「働き方改革」「地域貢献」に取り組む企業を適正に評価する一方で、労働の投入量(人数や時間)などで生産性を図る指標を追加します。

従業員の長時間労働是正に対する加点措置、社会保険未加入企業に対する減点の強化も検討するようです。防災協定を結ぶ企業への加点幅の拡大に加え、建設工事に該当しない維持・除雪を完成工事高に反映させるなど「地域の守り手」としての役割を担う企業の評価を高めます。4月28日に開かれました建設産業政策会議の企業評価ワーキンググループのなかでこうした方向性が示されました。

生産性向上については、申請する企業や許可行政庁の負担にも配慮し、労働の投入量(人数や時間)などから生産性の指標を定めます。加えてICT建機の保有状況や電子商取引の導入状況を「社会性(W点)」で評価することも検討するようです。

働き方に関する評価では、建設業に時間外労働の上限規制が適用させることを踏まえ、長時間労働の是正に加点措置を与えます。社会保険未加入に対する減点は、W点を最大120点減点するものですが、W点の合計がマイナスになっても現状は0点です。未加入企業のW点の合計をマイナスにすることを視野に、減点方法の見直しを検討します。

一方、企業の地域貢献に対する評価を高めます。防災協定を結ぶ企業には、W点の加点幅を現行の15点から拡大。同じW点で評価する建機の保有状況は、少数でも建機を保有する企業の努力を後押しするため、1台につき1点(最大15点)の加点方法を変更し、初めの数台の加点幅を拡大する形に見直します。

建設工事に該当しない維持・除雪は「経営規模(X1点)」の完成工事高から除外されますが、土木一式などの完工高に反映させます。維持・除雪を含めた完工高と含めない完工高を併記し、発注者に企業評価で活用するか判断を委ねます。

 

tukigopyomi~月ごよみ~

 

 

6月1日 ねじの日                              ねじの統一規格のひとつJIS(日本工業規格)の基本法である工業標準化法が1949年に公布されたのを記念して、日本ねじ工業協会が1951年に制定しました。 

6月3日 測量の日                            1949年に測量法が公布されたのにちなんで国土地理院などが、測量法公布40周年の1989年に制定しました。

 616日 天気予報記念日                          日本で最初の天気予報が出たのが1884年のこの日。「全国一般風ノ向キハ定マリナシ 天気ハ変ワリ易シ 但シ雨天ガチ」という予報でした。

6月19日 ベースボール記念日                      1846年、ニューヨークのニッカ・ポッカベースボールクラブが、現行にほぼ近いルールで初の野球試合をしたのを記念して設けられました。このクラブのリーダーのアレキサンダー・カートライトⅡ世が野球ルールの発案者とされています。

6月22日 ボーリングの日                        1861年に長崎出島に日本初のボウリング・サロンが開設されたという外国人居留地の英字新聞「ザ・ナガサキ・ショッピング・リスト・アンド・アドバタイザー」の報道から、日本ボウリング場協会が1972年に制定しました。

6月24日 UFOの日                           1947年、アメリカの実業家が自家用機で飛行中コーヒーの皿のような謎の飛行物体を目撃しました。これをアメリカ空軍がUFO(未確認飛行物体)と名付けました。最初の目撃例のこの日にちなんでUFO研究家たちが命名しました。

 

 

設業ニュース~