~事務所だより~
こんにちは。安田コンサルティングの安田です。当事務所は3月よりCCUS登録行政書士として認定を受けました。本日はCCUS(建設キャリアアップシステム)についてご紹介いたします。
CCUSは技能者の保有資格・社会保険加入状況や現場の就業履歴などを業界横断的に登録・蓄積して活用する仕組みで、以下の3つの目的で構築されました。
1.技能者の能力・経験等に応じた適正な処遇改善につなげる
2.技能者を雇用し育成する企業が伸びていける業界環境をつくる
3.若い世代が安心して働き続けられる建設業界を目指す
構築の背景
担い手の確保は全産業に共通する課題です。建設業の現場を担う技能者、とりわけ若年層の入職を進めるためには、他産業と比べて生涯を通じて魅力的な職業、産業であることを目に見える形で示していくことが大切です。
建設業の現状
生産労働者の年齢別賃金ピークは、製造業全体では50~54歳であるのに対し、建設業は45~49歳と、5年ほど早く到来しています。これは、本人の現場管理や後進の指導育成といったスキルが適切に評価されていない可能性があると考えます。また、建設技能者は、異なる事業者の様々な現場で日々働いているため、個人の能力を評価する業界横断的な統一の仕組みが存在せず、本人のスキルアップが処遇の向上には繋がっていないという業界の構造的な問題があります。
CCUS登録行政書士とは?
CCUS登録行政書士は、CCUS事業者及びCCUS技能者申請の代行申請を行う事に際し、CCUSが実施する「CCUS実務講習」を受講し、CCUSのホームページにおいて連絡先を公表する行政書士の呼称です。
経営事項審査の評価にも影響します
審査基準日が令和5年8月14日以降、CCUSの活用状況が加点対象となります。
海外工事、軽微な工事、災害応急工事を除く工事を対象に①CCUS上での現場・契約情報の登録②建設工事に従事する者が直接入力によらない方法でCCUS上に就業履歴を蓄積できる体制の整備等を実施している場合に加点されます。
詳細については安田コンサルティングまでお問い合わせ下さい。