日経産業新聞より
大林組がICタグを利用した建設資材共同配送システムを開発したと発表。各資材メーカから建設資材を配送センターに集めICタグをつける。工事現場へ出荷する際にICタグの情報を読み込み、現場担当者が資材の到着時にICタグを用いて検品する仕組みだ。
現在のところ、首都圏の7現場、26種類、93品目の資材を対象に試験運用中とのことだ。
建設業は1つの会社でも生産現場が複数箇所にわかれているため、資材の発注・検品・支払処理がどうしても繁雑になる傾向がある。ICタグにより効率化が図れるところは多いと考える。大手ゼネコンからの下請工事を中心に請け負う企業は今後ハンディターミナルなどの機器の扱いを強いられる可能性もあるだろう。