日経産業新聞(2006.8.29)によれば、昨年度のプレハブ住宅の販売戸数が20万戸を割ったという。1985年度以来とのことだ。木質系が9.9%減で6期連続の減少。鉄鋼系は6.6%で4期ぶりの減少らしい。
住宅の販売戸数全体は増加しているから、プレハブ住宅以外が増加していることになる。これは別工法の個人居宅ではなく集合住宅が増加しているからであろう。マンション建築は都市部を中心に増加傾向にある。(一部のマンションで売れ残りが発生しているが)消費者の人気も圧倒的である。
減少するパイ(戸数)をどれだけシェアするか、大手プレハブメーカの戦いはこれからより一層激化していくものと考える。地域の工務店は真っ向勝負しても無駄。独自性を発揮することに注力して欲しい。