荏原、し尿・汚泥処理施設事業から撤退

荏原製作所がし尿・汚泥処理施設事業から撤退すると表明した。大阪・阪南市の談合事件で揺れる中、価格競争が激しく採算がとれないからということらしい。
談合の事実はまだ確定していないが、家宅捜索を受けるまで発展したため、今後この事業で収益を確保していくことは難しいと判断したものと考える。
公共事業予算の縮減や下水道処理施設の普及向上により需要が著しく低下したとある。市場が縮退していく中の撤退表明。もちろん理由は市場だけではないだろうが、約50年間継続させた事業の幕引きにしては後味が悪すぎる。