財務情報を交換「XBRL」

財務情報の交換データでXMLをベースに作成された言語XBRLが注目されている。この単語をはじめて聞いたのはある先輩診断士と話をしていた3年ほど前のことである。用途としては決算書などの財務情報を統一規格であるデータ形式で表すことによりデータ交換を行ったり分析を行ったりするためである。診断士業務で財務分析をする際に決算書を預かりPCに入力する。企業によって科目名や科目体系が異なるため自分の目で確認しながらでなければ入力できない。入力できさえすればあとはプログラムによって分析指標は計算表示される。この入力作業が省けるということであれば・・・と考えている。
現在の国税電子申告のシステムでも採用されているし、08年度から上場企業の有価証券報告書はXBRL形式での提出が義務付けられる。上場企業が対応すれば取引会社にもその波はやってくる。全体で普及していけば外部の関係者からの参照性も向上する。当然会計ソフトなどもXBRLに対応することが望まれる。当面、目が離せないトピックである。