6月14日から16日までの3日間、中小企業大学校関西校にて「決算書の読み方・活かし方」の講師を務めて参りました。
この研修の狙いは『数字から企業の実態を大局的に捉える決算書の読み方を豊富な事例を交えて学び、自社の特徴や実態に照らし合わせながら、問題点を抽出し、解決策へと導くポイントを実践的に学びます。』となっており、決算書の読み方を最初の基本的なことから学び、財務分析の方法を習得し、自社の決算書の分析をしてみるというものです。
カリキュラムは以下のような内容です。
6月14日(火曜) | 経営管理に活かす決算書の知識 財務諸表の種類・内容と各科目の読み方、基本的な財務分析の手法について学びます。
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6月15日(水曜) | 決算書の「読み方」の実践(演習) モデルケースから決算書の数字の流れ、経営改善のポイントを学びます。
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6月16日(木曜) | 経営改善への活かし方 自社の決算書分析から、実際に抱える経営上の問題点と、その原因・課題を考察します。
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この研修の講師は2012年から任せて頂いており、今回は5回目となります。私にとっても1年を通した仕事の中でこの研修はとても重要な位置を占めているものです。
今回は拙著「ゼロからの戦略的経理マン養成講座」を副教材として採用していただきました。書籍内と数値を併せるなど配慮することで、あとで復習しやすくなるよう工夫しております。
この研修で受講者の皆さんが決算書の読み方・活かし方を習得し、企業の業績が改善していく中で皆さん自身が仕事にやりがいや誇りを感じ、幸せになっていってほしいと強く願っています。