知らせること。それは朝礼での発表やメールによる通知でもかまわない。それだけで全社員が徹底して行動に移してくれるとは限らない。いや、そうなっている会社など数えるほどしかない。
毎週メールマガジンのように全社員に情報を発信する経営者がいる。メールには「今日から○○を始めよう!」と書いている。読んでいる側にとっては「いつものメールか・・・」ぐらいにしか思っていない。経常化、マンネリすると全く注意を惹かなくなるものである。
単なる通知・報告ではなく意思を伝えるためにはあえて伝える手段を変えなければならない。同じやり方では、メールソフトでも頭の中でもすぐにゴミ箱行きなのである。
例えば朝礼の最後に社長の言葉があるのが通例だとすれば、朝の挨拶もそっちのけで「ちょっと聞いてもらいたいことがある!」と変える、または朝礼ではなく終礼で話してみるなど、すぐにでもできる工夫がある。是非試してほしい。