変化し続けること

 今日はある建設会社が始めた新ビジネスのお手伝いをさせて頂いた。大手建設会社の全国ネットワークに対抗するべく全国の地元建設会社をネットワーク組織化する取り組みである。
 ネットワーク構築のために精力的に活動されているこの企業の社長の話をうかがうことができた。とても魅力溢れる人物で何か惹かれるものを感じる。創業社長特有のカリスマなのかもしれない。
 話の内容はこうであった。永続的に会社を運営するには場当たり的な、あるいは政治的な、あるいは根性論的な売上や利益であってはならない。継続するには「利益を生む仕組み」を如何に構築するかである。そしてその仕組みは常に改善を繰り返し決して時代に取り残されてはならない。また、その活動はベテラン社員や有力者に偏ったものではなく、組織全体で活動しえるものでなくてはならない。
 その仕組みとはこの企業にとっては「企画提案営業」であった。もちろん他の手段を採る企業もあると思う。あくまでこの企業の場合ということである。現時点で誰が見ても成功していると判断できるこの企業は「10年後にはこのモデルは使い物にならないだろう」と新しい形を模索している。(社長の頭の中にはもうできあがっているのかもしれない。)
 こういった企業に微力ながらも関わることができたのは本当に幸せなことだと思う。