工務店の集客手法として注目されているライフスタイルショップ。従来の工務店にありがちなショールームとは全く異なる角度から顧客を囲いこむ戦略である。
ショールームとの違いは自社の位置づけである。あくまで工務店としてシステムキッチンやトイレなどの設備を見てもらい施工につなげていくのがショールームだ。リフォームを考えている顧客だけがターゲットである。
しかし、ライフスタイルショップはライフスタイル(生活様式)自身を提供する。もちろん衣食住のライフスタイルのうち「住」を提供することになるのだが、個々の設備ではなく統一されたデザイン(設備に加えてインテリア雑貨も)を提供する。来店する顧客に対してトータルイメージで訴求するのである。そのためインテリア雑貨店やカフェを併設する場合が多い。
特に営業担当などおかずにライフスタイルショップだけで受注が確保できている工務店などもあるが、表面だけ真似をしてもそうはいかない。成功している工務店は地場に根付いたマーケティング手法など研究を重ねて形にしているのである。しかし、参考になる部分も多いことは確かである。
顧客の好みは多種多様化しているとよく言われる。個々の設備に関して言えば要望は多岐に渡る。しかし、トータルデザインに対する好みについてはどうだろうか。多くの顧客は同じものに対して一定以上の好感を感じそれが流行になるケースもある。それであれば、各種設備を多種多様そろえるよりは1つの洗練されたデザインで勝負する方が効率的ではないだろうか。
以下のサイトが参考になる。
[L.S.L] ライフスタイル ショップ リンク