人材派遣活用について

 今日の日経産業新聞に人材派遣会社「テンプスタッフ」の東証一部上場の記事が掲載されていた。様々な業界で派遣社員活用の割合が基幹業務関連を中心に伸びている。
 現在の主な職種の人材派遣料金は下記の通り。(日経産業新聞掲載記事より抜粋)
 一般事務 1,800~2,100
 金融事務 1,900~2,300
 経理事務 2,000~2,500
 貿易事務 2,200~2,500
 英文事務 1,900~2,500
 秘書    1,800~3,000
 販売    1,800~2,300
 コールセンター 1,600~2,200
 (いずれも首都圏、1時間あたりの価格)
 首都圏外であれば価格はもう少し低くなる傾向があるが、要望に応じた人材を派遣してもらう際の派遣人材候補数が少なくなる。
 派遣社員の活用は何も大手企業だけでなく中小企業でも活用すべきであると考える。むしろ逆に雇用リスクが大きなダメージになる中小企業にこそ向いているのかもしれない。派遣された人材に問題があれば即代えてもらうことも可能である。雇用した社員はそういう訳にはいかない。また教育コストも大きく削減できる。建設業においては現場管理事務が繁雑であり、効率化に大きな効果が期待できる。
 例えば、現場の請求書や納品書、発注書などの仕訳業務や経理的な業務を週に一度集中的に処理してもらうために毎週月曜日に人材を派遣してもらう。8:00~17:00で休憩1時間であるから8時間。1時間あたり2,500円として1回2万円。月4回で8万円。自社の社員ではないため社会保険料などの負担もない。現場社員が対応していた作業を軽減する代わりに工期短縮を図る。工期が短縮できれば8万円の回収などいとも容易いことだ。(※工期短縮などの原価削減が期待できなければやめたほうがよい。)
是非検討してみてほしい。