『建設業の経理』2006年冬季号

『建設業の経理』2006年冬季号が届いた。 建設業経理事務士が経営事項審査の評点対象に継続してなることが決定しているが、記事の中で建設企業の中で建設業経理事務士の活用に関するアンケートが掲載されていた。 まず、経営の合理化に役立っているかどうかの問いに対しては大いに役立っている、役立っているが合わせて75%強となっている。 資格を取得させたメリットとしては経営事項審査の評点アップが87.9%、経理部門の強化が64.4%という数値である。 建設業経理事務士に求める能力としては多い順に経営戦略の企画と施工部門管理部門の橋渡し(64.9%)、会計処理・記帳(63.7%)、個別原価計算システムの構築・戦略的原価分析等(61.2%)となっている。 この結果を踏まえ、建設業経理事務士は経理の専門家の域を越え、経営企画力、原価分析力などが望まれている。これらを現実にするのであれば社内で経理業務を担当するだけではなくどんどん現場に出てカネが動く最前線を見ることにより、より具体化された戦略・改善立案に有益であると考える。