めっけもん広場

 休日に時間を見つけてはよく出かける道の駅がある。「めっけもん広場」である。ここは道の駅の成功事例としては数年前から取り上げられている有名店なのであるが、今日も満員御礼状態である。その繁盛の理由はと少し考えてみた。
 1.地場の季節的な商品(今は柿)でセールイベントをやっている
  ⇒ 年がら年中イベントをやっているイメージがある
  ⇒ リピータも楽しめる
 2.一つ一つの商品を複数の農家が提供している
  ※他の地方のJAとも協力して地場産のものと並べて陳列してある
  ※契約農家の数は以前店長にお伺いしたときは1,500人にも上るとのことであった。
  ⇒ 顧客に対して「選択」という楽しみを与えている
  ⇒ 品種や数量のバリエーションにより顧客の様々なニーズに対応できる
 3.ITを利用した在庫管理による欠品の回避
  ※販売状況が携帯電話に送られる仕組み
  ⇒契約農家が随時補充するため欠品がない
 4.店舗、駐車場ともに大きい
  ※店舗は吹き抜けで天井が高く広々とした空間でゆとりを感じることができる
 5.協同と自立
  色々なところに創意工夫が見られる。これは単なる農作物の協同販売所のレベルを大きく超えている。魅力ある商品が欠品どころかいつでも大量に陳列されている。そうした状況を実現するために皆で協力する体制がうまく機能している。先にあげた1~4もこの体制から生まれたものだろう。これが成功の本質だと確信する。