ユアサ リフォーム参入

 日経産業新聞より
 建売住宅内装工事を行うユアサ商事は建設分野を再編しリフォーム分野への参入を狙う。現在、マンション内装工事を行うユアサヒラノ、空調・給排水工事を行うワイエステックはそれぞれユアサ商事の子会社であったが、ワイエステックの全株式をユアサヒラノに譲渡することによりユアサヒラノへ内装工事関連業務を集中させる。これによりマンション・戸建てのリフォーム事業を幅広い工種で展開することができるとのこと。
 この事例はまさに資源の集中で得意分野を伸ばす戦略として良い事例だと思う。新築戸建てやマンション建設が頭打ちとなっている現在やはり内装業としてはリフォーム分野が今後拡大する市場として魅力的だ。今後同様に大手建設会社のリフォーム参入は増加すると思われる。ただしリフォームは地域密着型事業であり中小企業の足回りが活きる分野でもある。今後、中小工務店とどのように差別化して展開していくのか注目していきたいと思う。