失速するアイデア

 最近支援先と一緒になってアイデアマラソンをする機会が多い。ようはブレーンストーミングなのであるがアイデアマラソンの呼び方の方が支援先のウケがよい。
 このアイデアマラソン、簡単にできるようで案外難しい。基本ルールである「他人のアイデアに意見しない!しかし、乗っかって別のアイデアを捻出するのは歓迎!」が徹底できないのである。参加者は一人で勝手にしゃべり続ける人もいれば引っ込み思案でなかなか口を開かない人もいる。後者の人はアイデアを出すときにドキドキしている。そこはくみ取って発言した勇気を称えなければいけない。それを「それは難しい」とか「それは私がさっき言った」とか言ってしまうともうマラソンは中止である。こうした口を挟んでしまう人は管理職の人に多い。普段そうした仕事をしているのだから仕方がないのであるが・・・
 そうして失速してしまった人がもっているアイデアは熟考しているだけに素晴らしいことも多い。ここはグッとこらえて話を聴いてみるのが得策なのである。

失速するアイデア」への1件のフィードバック

  1. こんにちわ。アイデアマラソンの考案者の樋口健夫です。アイデアマラソンについて書かれている内容は、面白いし、核心をついています。個人的にはアイデアマラソンを継続実行されていますか?
    状況をまた教えてください。
    樋口健夫

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