業務分析とシステム提案

 今日はある企業を業務分析のため訪問。最近になって新しい業務を開始したのだが、思いのほか業務量が多く処理も煩雑になりミスも起きているという。前回ヒアリングのために訪問したのだが目先の業務に追われ落ち着いてヒアリングに応じられないということで今日仕切りなおしとなった。
 一応限られた情報の中でこちらでToBeモデル(あるべき姿)をDFDで記載していった。DFDとは今のご時勢時代遅れと思われがちであるが、UMLなど図式に慣れていない人向けには案外DFDの方がわかりやすいと評判がいい。
 ちなみに今日のケースの問題点は新業務に慣れていないということもあるが、複数同時発生する業務の1つ1つを情報共有する仕組みがなく、1人が担当すると最後まで面倒を見ることとなる。「セル方式」といえば格好がいいが、それは1つの作業に集中できる環境だからこそ効果があるのであって、終わりを待たず新しい業務がどんどん入ってくる現場では向かない。ある業務を途中段階であっても誰でも引き継げる状態を作成する方がよい。
 こうしたケースの場合、ネットワーク型のアプリケーションを導入して情報共有を図ることとなるが、はたして導入立ち上げまでどれぐらいの日数がかかるか・・・1日でもはやい立ち上げにしばらくは手が離せない案件となりそうである。