経営情報システムの講義が終了

 中小企業診断士2007年度試験合格を目指す講座の担当科目「経営情報システム」が終了した。「財務・会計」に続く2科目であったが、経営情報システムは回数が5回(1回3時間)と少ない。15時間で一からすべてを理解することは本当に難しいと思う。
 この科目は日ごろからコンピュータを扱っている人と全くコンピュータを扱わない人が概ね半々ぐらいにわかれるので講義もやり辛いときがある。財務会計はほぼ全員が初学者と決め付けられるのだが、こちらはそうはいかないのである。しかし、講義は初学者向けに行う必要がある。それなのにネットワークのプロトコルやデータベースの正規化などを理解させなければならない。本当に盛り沢山である。
 科目後半の経営よりなトピックは受講生も興味深い(少なくとも異次元の話ではない)ようで、耳を傾けてくれる。
 しかし、SCM、ERPやCRM、3文字単語のオンパレードで嫌気がさしてくる。もちろん、こういったソリューション的な知識は重要なのであるが、多くの中小企業はパソコンの導入、OAソフトによる効率化、会計ソフトの導入ぐらいの場合が多く、そちらの基本的な技術・知識を習得しておくことが第一であると考えている。
 もう少しすれば秋講座が開始される。少しでも受講生の理解を促したいと思う。