財務会計の講義2週目

 先週から始まった中小企業診断士財務会計の講義、今日は2週目で原価管理や財務分析などがテーマ。例年、総合原価計算などの話をしていると受講生の顔色がみるみる暗くなってくる。理解するとそう難しい問題ではないのであるが初めて原価管理に接する人にとっては計算がややこしいこともあって拒絶反応を示してしまう。今年もその回がきたということで説明の方法にはかなり悩んだ。
 悩んだあげくとった方法は「すべてを伝えるのをやめる」である。どのみち限られた講義時間の中で深く掘り下げて講義することなど無理なのだが、さらに論点を絞って解説するように努めた。テーマによってかける講義時間も極端に偏らせた。レジュメも大いに使った。
 次週はキャッシュフロー計算で会計を終え財務(ファイナンス)の話へと突入していく。資本コストやNPV。受講生の顔色がかわるテーマが目白押しである。しばらくは講義方法に頭を悩ませる日々が続きそうである。

財務会計の講義2週目」への2件のフィードバック

  1. 安田さん こんにちは。
    悟りましたね~^^;;
    全くそのとおりだと思います。情報量を限定することによって、逆に全体像が見えてくることも多いものです。私、経済学の講座で何度かそう実感しました。

  2. ぼんさん、コメントありがとうございます。
    以前、ぼんさんが経済学の講師を始められる際のプレ講義を受講したときにはかなり圧倒されたのを覚えています(笑)でも知識の広さや奥深さには大変敬服いたしました。
    それに比べれば私はまだまだです。これからも精進します。

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