LLPによる管理部門統合

 日経産業新聞より
 大塚製薬と大塚ビバレジがLLP(有限責任事業組合)を活用して自販機の管理部門を統合した。大手企業がLLPを利用することは珍しいが経営のスピードと柔軟性を確保し事業環境の急速な変化に対応する。
 さて、このLLPであるが管理部門の統合を目的と考えるのであれば建設業では古くから進められている共同資材購入などの購買分野での活用が考えられないだろうか。LLPに対して購入希望資材の情報を集中させ、大量発注による購買差益をLLPの収入とする。LLPは利益配分も自由であるから購買差益は共同購買する各社への配分が可能となる。従来ならば共同購買を行うにしても組織が別々であり進めるにあたって様々な”壁”が存在したがLLPにより1つの組織にまとめることでより効率的に効果を得ることができるのではないだろうか。